ダニエル・リカルド F1カナダGPのヴィルヌーヴの発言に「頭でも打った?」
ダニエル・リカルドは、F1カナダGPで自分を激しく批判したジャック・ヴィルヌーヴの発言を「くだらないことを言っている」と一蹴し、「頭でも打ったんじゃない?」とやり返した。

1997年のF1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィルヌーヴは、8度のグランプリ優勝経験を持つリカルドがなぜまだF1に残っているのかわからないとSky Sports F1に語り、モントリオールで騒動を引き起こした。

「なぜ彼はまだF1にいるんだ? なぜだ?過去4、5年、同じようなことを耳にしてきた。『彼のためにマシンを改良しなければならない』とね。申し訳ないが、もう5年もそんな話が続いている。いや、君はF1にいるんだ。ダメなら家に帰れ。代わりはいくらでもいる。レースの世界、スポーツの頂点では、それが常だ」と語った。

だが、ダニエル・リカルドはF1カナダGPの予選で5位となり、ヴィルヌーヴに対して完璧な反応を見せた。

ヴィルヌーヴの発言について、リカルドは「彼がくだらないことを言っているのは聞いたけど、彼はいつもそうだよね。頭でも打ったんじゃない?」と語った。

「彼がアイスホッケーをやっているかどうかはわからないけど、彼に時間を割くつもりはない。そういう連中はみんなくたばればいい。もっと言いたいことはあるが、彼についてはもういいだろう」

F1 リカルド

モナコ後の自己療法
ダニエル・リカルドは、4位からスタートしたマイアミのスプリント以外では今シーズン最高の予選だっただったのは、RBマシンの快適さだけでなく、モナコ後の自己分析を経て新たなアプローチをとった結果でもあると語った。

彼は、モンテカルロでの週末の失望が、自分が今年できると感じていることを実現できないと感じていた要因を深く掘り下げるきっかけになったと語った。

「コース上でのことばかりに目を向けていたんだ。『ここではブレーキを遅めにかけよう、あるいはこうしよう、ああしよう』とね」

「でも、それ以外に自分のパフォーマンスに影響を与えているものは何だろう?と考えた。『レースウィークエンドで元気がなかったり、あれやこれやを感じなかったりして臨んでいるのではないか?』とね。だから、モナコの後、おそらくかなりの自己療法をしたんだ」

「トラックから離れて、自分が間違っているかもしれないことをじっくり振り返ってみた。他の人のことに時間をかけすぎているのかもしれない。レース当日を迎える頃には、少し気持ちがフラットになっていた」

「自分の中にあることは分かっている。だから、言ったように、僕たちは常に車の微調整を試みるつもりだけど、心の底では自分が何ができるか分かっているし、それをより頻繁にできるように、自分がその状態にあることを確認しているだけだ。できるだけ多くの責任を引き受けようとしている」

リカルドは、うまくいっていない点について、事前にチームと自分自身で正直になることが重要だったと語った。

「モナコの後、自分が愛するコース上でうまくいかなかったことで、感情的に落ち込んでいた週末だったので、チーム、エンジニア、親しい仲間たち、みんなの前『みんな、心を開いて、建設的な批判をぶつけてくれ。どこを改善できると思う?どこが足りないと思う?』と言った」

「週末を通して、エネルギー管理が大部分を占めていた。車の中で何をしているかということではない。ただ、自分が準備万端でレースに臨めるような気分で車に乗り込むためのことだ」

「ただ、そういったことを整理しようとしただけなんだ。心に引っかかっていることがあれば、それを吐き出そうと思った」

「この週末は、確かに少し気持ちが軽くなったし、ただハングリーと幸せを感じ、ファックユーと言う準備ができていた」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / F1カナダGP / ジャック・ヴィルヌーヴ / ビザ・キャッシュアップRB