角田裕毅に再び「交代論」もF1ファンは冷静「今の状況で意味ある?」

2025年開幕時、角田裕毅はRBでの4年目を迎えていた。しかし、開幕2戦でリアム・ローソンが振るわなかったことから、急遽その後任としてレッドブル本隊に昇格。セルジオ・ペレスの後任としてチームに加わるという異例のシーズン途中昇格を果たした。
だが、その後の成績は芳しくない。10戦で獲得したポイントはわずか7点。そのすべてが昇格後最初の5戦で稼いだもので、以降5戦はノーポイント。これは2009年のマーク・ウェバー以来、レッドブルのレギュラードライバーとしては初めての「5戦連続ノーポイント記録」となる。
この状況を受け、RacingNews365では「今季中に再びドライバー交代を行うべきか?」という読者アンケートを実施。結果は、「交代しても状況は変わらない」が55%で最多だった。
この結果には、マシンの特性も背景にあると考えられる。角田裕毅自身も「レッドブルのマシンは、自分がF1に来て以来もっとも作動ウインドウが狭い」と語っており、フェルスタッペン以外のドライバーが手を焼くのも無理はない。
一方で、「後半戦は実験的に別のドライバーを試すのもあり」という意見も42.7%を占め、リアム・ローソンの再昇格や、今季Racing Bullsで好走を見せているアイザック・ハジャーの起用を望む声もある。
ただ、どちらが「正解」とも言い切れないからこそ、2.3%は「わからない」と回答。明確な答えが見えないこの状況が、角田裕毅を取り巻く現実を象徴している。

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング