ダニエル・リカルド 低迷が続けば最終手段でF1カーのシャシー交換も視野
ダニエル・リカルドは2024年のRB F1チームでの苦闘が、過去にマクラーレンに在籍していたときに遭遇した困難の繰り返しであることを否定した。

リカルドは2021年にマクラーレンに移籍し、F1で最も注目されるドライバーの1人となったが、ランド・ノリスには及ばず、2022年末に解雇されている。

昨シーズン、レッドブルの姉妹チームとしてF1復帰の猶予を与えられたリカルドは、今シーズン、リブランディングされたRBチームでの本格的な活躍が期待されていた。

しかし、これまでの3戦すべてでチームメイトの角田裕毅の後塵を拝し、12位が最高位と1ポイントも獲得できていない。

リカルドはメルボルンでの角田裕毅との差に「困惑している」と認めたものの、マクラーレンでの不運なシーズンとは比べものにならないと楽観視している。

自分の欠点はどこにあるのかと尋ねられたリカルドは「いつものように、もう少しダウンフォースともう少しリアグリップを追い求めている」と答えた。

「でも正直なところ、メルボルンとサウジアラビアの高速では少し苦戦した。サウジアラビアでは少し落ち込んでいるのがわかったから、それについては少し説明がつくと思った」

「でも、メルボルンでそれが変わらず、ターン9とターン10まで裕毅と比べて僕は少し劣っていた。

「自信を持たせるために、セットアップの一部をそれらのエリアに集中させたのかもしれない。その後、低速と中速の部分では、ほぼそこに到達した」

「その上で、これはマクラーレンの状況とは違うし、エンジニアと協力し続け、外部からの提案やアドバイスを受け入れすぎないことが重要だ」

「もちろん、最初の3レースでもっと結果が欲しかった。もちろん満足していない。でも、最終的には軌道に沿って進み、脇道にそれないことが重要だ」

リカルドは、VCARB01シャシーに目立った問題がないことを確認するため、休暇中にエンジニアたちと可能性のある手段を尽くしたと明かしている。

「サウジ以来、僕たちはいくつかのことを変更したが、おそらく中国ではさらにいくつかのことを変更するだろう」とリカルドは明かした。

「すべてが良好で、何にも欠陥がないことを確認しようとしている。かなりのことを探索してきたので、明らかに、それは私たちにとって安心だ」

「プレシーズンをフルに過ごして、去年はブダペストで飛び込んで、すぐに同じストレートに乗れたのに、今年はより良い準備とクルマやチームでの経験を積んで、少し遅れているように感じる。だからこそ、今はある意味でコントロールできない何かを見逃していないか確認しているんだ」

ダニエル・リカルド RB・フォーミュラワン・チーム
新しいシャシーを求めるという話題について質問されたリカルドは、「確かにそれについては言及した。ただ、念のためにね」

「だから、もし僕がまだ苦しんでいるのなら、『自分はクソだ』と言う前に、少なくともそれを解決して、すべてを終わらせておこうと可能性を提起したんだ」

RBは今週末の鈴鹿で、ランキング6位をキープするためにレースフロアを変更しているが、リカルドはそれが最小限の改善しかもたらさないだろうと警告している。

「軽視しているわけではないが、これは些細なものだです」とリカルドは警告した。

「クルマに革命をもたらすようなものではないけど、ところどころに少しずつあるので、それはいいことだろうし、今後数レースに向けてさらにいくつかのことを計画している」

「どんな些細なことも役に立つし、重要だ。僕たちがいるミッドフィールドの戦いでは、もし僕たちが0.5秒リードできれるなら、それは喜んで受け入れるだろう」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / ビザ・キャッシュアップRB