ダニエル・リカルド レッドブルRB19の運転で感じた「レッドブルF1のDNA」
ダニエル・リカルドは、レッドブル RB19には、チームでの最初のスティントで運転したことを覚えているクルマの「DNA」がまだ残っており、そのおかげでクルマのテストが非常に容易になったと語った。

「史上最も成功したF1マシン」と称されるレッドブルRB19は、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが2023年に22レース中21勝を挙げるという驚異的なシーズンを達成した直後に称賛を浴びた。

昨年、テストドライバー兼リザーブドライバーとしてレッドブル・レーシングに復帰し、シーズン半ばにはアルファタウリでニック・デ・フリースと交代したリカルドは、フェルスタッペンを3年連続のワールドタイトル獲得に導いたマシンについて語った。

リカルド 「マシンを信頼できた」
ルノーとマクラーレンでの苦しいシーズンを経て、アルファタウリでのF1復帰を決め手となったのはRB19の特性のおかげだとリカルドは考えている。

リカルドは「僕にとってテストがうまくいったのは、確かにマシンは進化し、大きく変わったけれど、そのDNAの一部には僕が覚えているもの、そしてレースカーで僕が本当に好きなものが残っていたからだ」とBeyond The Gridに語った。

「レッドブルのマシンで一番気に入っているのは、自分が走りたいように走れることなんだ。このクルマのどこが素晴らしいのか、うまく説明できないけれど、なぜ僕がこのクルマを愛しているのかがよくわかる」

「スロットルに踏み込んだときのことを覚えている。スロットルを50パーセントくらいまで踏み込んだら、最後の50パーセントを本当に素晴らしいくらい信頼できたし、クルマがどこにいるかなんて気にする必要はなかった」

「速いクルマが必ずしも運転しやすいクルマとは限らない。クルマが美しくても、それを運転しなければならない。マックスのシーズンを見ていると、彼はウェットコンディションのミックスドコンディションでも優勝している。クルマは素晴らしいとしてもそれができるわけではない」

「彼は明らかにマシンと一体化している。でも、そうだね。楽しかったし、またやれてよかった。ブダペストでの1週間後に招集されるとは思っていなかった。夏休み明けになると思っていたんだ。でも言われてみて、そして明らかにテストの後の僕の気持ちは『準備はできている。やるぞ』って感じだった」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ