リカルド、アルファタウリF1での復帰2戦は「後半戦の足がかりになる」
ダニエル・リカルドはハンガリーGPとベルギーGPでのレースが、夏休みからF1が戻ってきたときの足がかりになると期待している。

昨シーズン終了後にマクラーレンとの決別に合意したリカルドは、2023年のレースから遠ざかっていた。レッドブルのサードドライバーとなったリカルドは、チームの一員としてタイヤテストやデモ走行を行い、パドックにも数回顔を出すだけの予定だった。

しかし、イギリスGP後のタイヤテストで印象的なパフォーマンスを見せたリカルドは、わずか10戦目にしてスクーデリア・アルファタウリに招集された。

休暇前の2レースがどれほど価値があるかと質問された「招集を受けたとき、頭の中では『ああ、わかった』という感じだった。夏休みまで待つことになるかもしれないと思った」とSpeedcafeに語った。

「でも、休みに入る前にこの2レースができたのは本当によかったと思っている。なぜなら、それによって確実に考え、基礎を築き、チームにいくつかの質問を投げかけることができるからね」

ハンガリーGP以前、リカルドはスクーデリア・アルファタウリAT04を運転したことはなく、2023年仕様のマシンを操る時間は限られていた。しかし、レッドブルのシミュレーターでは有望なパフォーマンスを披露しており、シルバーストーンではレッドブル上層部にその実力を示した。

ハンガリーGPでは、チームメイトの角田裕毅を予選で上回り、レースでも上回った。角田裕毅は多くの同僚から、今年最高のスタートを切った選手の一人だと考えられている(たとえ結果がそれを示さなかったとしても)。

ベルギーGPでは、リカルドがF1スプリントでタイヤのデグラデーションに悩まされ、レースではグリップ不足で最後尾を走るなど、状況は少し厳しかった。

リカルドは調子に乗っているわけではない。チームやマシン、そして2022年のレースから変更された最新のスペックピレリタイヤを学ぶには、調整期間が必要だと彼はわかっている。

だからこそ、休みに入るのシートタイムが重要だった。

「ザントフォールトが初レースだったときよりも、ずっといい準備をしてザントフォールトに臨めると感じている」とリカルドは語った。

「ある意味で、シーズン後半戦へのちょっとした足がかりになると思う」

「僕の場合、自分のフィットネスがどのような状態にあるのかは明らかにわかっているので、今は夏休み中もオフシーズンも仕事をすることができる。つまり、みんながピニャコラーダを飲んでいる間、僕はジムにいる」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / スクーデリア・アルファタウリ