F1、2026年カレンダーに代替案 ドメニカリ「緊急対応計画がある」と明言

RacingNews365によると、中東情勢の不安定化により、F1はすでに4月開催予定だったバーレーンGPとサウジアラビアGPを中止しており、11月29日のカタールGP、12月6日のアブダビGPにも不透明感が広がっている。
中東2連戦に広がる不確実性
F1は2月末に始まったイランとアメリカ/イスラエルの戦争を受け、3月にバーレーンGPとサウジアラビアGPの中止を決定した。4月上旬から停戦は続いているものの、地域情勢は依然として流動的で、大規模スポーツイベントの開催には慎重な判断が求められている。
バーレーンとサウジアラビアの主催者、とりわけサウジアラビア側はカレンダー復帰を模索しており、アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間にある10月4日の枠が候補として見られている。
ドメニカリ「我々は現実的でなければならない」
ドメニカリはL'Equipeの取材に対し、新型コロナウイルス禍での対応と同じように、F1は現実的な判断を下す必要があると語った。
「コロナの時と同じように、我々はできる限り現実的でなければならない」とドメニカリは語った。
「これまでバーレーンとジェッダのレースを取りやめたのは、その時点でそこへ行くことが不可能だと分かっていたからだ。特に我々はエンターテインメントであり、喜びと楽しみをもたらすスポーツだからだ」
「本当にそうした雰囲気がある場所に行かなければならない。我々はF1のために、そして何より世界のために、状況ができるだけ早く改善することを願っている」
チケット販売は好調も、判断期限は迫る
カタールとアブダビではすでにチケット販売が始まっており、ドメニカリによれば販売状況は非常に好調だという。ただし、F1はサッカーの試合のように簡単に場所を移せる競技ではなく、物流、コスト、チーム移動を含む複雑な運営が判断を難しくしている。
「カタールとアブダビのプロモーターはすでにチケットを販売しており、販売は非常に、非常に好調だ」
「だが、我々が決断しなければならない時が来る。これはサッカーの試合のように、2チーム、22人の選手だけで、代替が簡単にできるものではない。我々には物流の複雑さ、コストがある」
RacingNews365は、ドメニカリが少なくとも10月4日の開催可否について、8月のサマーブレイクまでに判断する必要があると理解している。
2戦の再日程化は不可能 1戦でも容易ではない
ドメニカリは、カタールGPとアブダビGPの両方を別日程に移すことは「不可能」だと述べた。さらに、どちらか1戦だけを再日程化する場合でも「簡単ではない」とし、空いている枠がほとんどないことを認めている。
一方で、10月4日の枠は現実的な選択肢として残されている。これはバーレーン、あるいはサウジアラビアの復帰に使われる可能性がある。
「緊急対応計画があることは確認できる」とドメニカリは述べた。
「そして、戦争が終わらず、年末の2レースが開催できない場合には、我々には他の代替案がある」
ラスベガスGPが最終戦になる可能性は否定
ひとつ明確になっているのは、11月22日に予定されているラスベガスGPが2026年F1シーズンの最終戦にはならないという点だ。
ドメニカリは、ラスベガスGPがカレンダーの締めくくりになる可能性を否定した。
「いや、カレンダーの最後のレースにはならない」とドメニカリは語った。
「それは確認できる」
F1は中東情勢の推移を見極めながら、カタールとアブダビの開催可否、そしてバーレーンやサウジアラビアを含む代替案を並行して検討している。終盤戦の構成は、夏までに大きな判断を迫られることになりそうだ。
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