リカルド、アルファタウリで角田裕毅に負ければF1キャリアは終了の賭け
元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、ダニエル・リカルドのアルファタウリでのF1グリッド復帰は「ハイリスク」な賭けだが、F1にとっては素晴らしいことだと考えている。

レッドブルは火曜日、リカルドがニック・デ・フリースに代わって姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリに即座に移籍すると発表した。

そのため、リカルドの多くのファンは、来週ハンガロリンクで開催される夏休み前のF1最終戦でリカルドの雄姿を見ることになる

だが、ブランドルは、競争力のあるF1でシートを埋めることが目標だと公言していたリカルドが、グリッドで最も遅いチームで戦いに復帰することを受け入れたことに驚きを隠せない様子だ。

「彼の復帰は本当に喜ばしいことだが、私の正直な反応は『うわ、ダニエルがそれやっちゃう?』というものだった。驚いたね」とブランドルはSky Sports Newsに語った。

「ダニエルは常々、自分の魅力を失っていて、熱意を取り戻す必要があると話していたので、『これをやって、次はあれをやろう』というような別の契約がない限り、彼がそれを受けるとは思っていなかった」

「彼は6カ月間シムで働いていて、F1ドライバーでもなかったことが彼に大きな打撃を与えたんだと思う。だから、グリッド上の20人のうちの1人になることの魅力は十分に理解できる」

「私がここで一番感じているのは、ダニエル・リカルドがグリッドにいるとF1がより良い場所に感じられるということだ。週末中ずっと歩き回らなければならない彼を見るのは嫌だった」

デ・ブリースがアルファタウリのシートを守れなかったのは、主に予選でも決勝でもチームメイトの角田裕毅を上回ることができなかったからだ。

ブランドルは、リカルドが新しいチームとマシンに慣れるために 「1~2レース」の猶予期間が与えられるべきだと考えている。しかし、その後、34歳のリカルドがF1でのキャリアを復活させるには、角田裕毅に「絶対」に勝たなければならないと語る。

「おそらくグリッド上で最も遅いマシンを駆るダニエルにとってはハイリスクだ」とブランドルは付け加えた。

「彼は角田に勝たなければならない。予選でもレースでも角田を上回る必要がある。それは期待値として絶対的なものだ」

「もしかしたら、彼はあのマシンを上回るパフォーマンスを発揮できるかもしれない。もし彼があのマシンを大きく上回ってトップ10に近い位置に到達し、レースでもそれをキープすることができたら、もしかしたらあのマシンが彼の救いになるかもしれない」

角田裕毅 F1

デ・フリースに関しては、ブランドルは現在「ほぼ失敗を経験し、あまり良い結果を残せていないレッドブルドライバーの長い列」に座っているオランダ人選手を残念に思っている。

「彼はシーズンの半分も経験していないが、明らかに難しいクルマに乗っていた。彼のチームメイトははるかに経験豊富だった」とブランドルは付け加えた。

「ニックにとってうまくいっただろうか? ノー。最近のレースで彼のドライビングに自暴自棄が入り込んでいたのは私には明らかだった」

「彼は、参加すべきではなかった小競り合いに巻き込まれたが、それよりも彼の方が優れていると思うので、見ていてとても悲しい」

「彼にもっと時間とサポートが与えられなかったことを残念に思う」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅