FP1:ルクレールが最速でフェラーリがF1シンガポールGPを1-2発進
2023年F1第16戦シンガポールGPのフリー走行1回目が9月15日(金)にシンガポール市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(スクデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。

今年、マリーナ・ベイ地区で行われた建設工事により、シンガポール市街地コースはレイアウトが変更され、ターン16からターン19までの区間が全長約397メートルのストレートになった。これによりコーナーの数は23から19に減少し、1周の長さは4.940kmとなった(従来は5.063km)。レースは昨年より1周多い62周に延長された。

ナイトレースで開催されるシンガポールグランプリだが、60分間のフリー走行1回目はまだ明るい現地時間17時30分からスタート。フライアウェイレースの緒戦となるシンガポールには多くのチームがアップグレードパッケージを持ち込んでおり、確認作業も兼ねたプログラムが実施された。

公道に設置されたコースでは、巨大なトカゲが侵入してイエローフラッグが提示されるというハプニングが発生した。

トップタイムはシャルル・ルクレールで1分33秒350をマーク。2番手には前戦イタリアGPでポールポジションを獲得したチームメイトのカルロス・サインツJr.が0.078秒差で続き、スクーデリア・フェラーリがシンガポールGPの最初のセッションを1-2でスタートした。フェラーリはそソフトを2セット使ってショートランを実施し、ハードを1セット使ってロングランを実施した。

3番手はトップから0.126秒差でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ソフト1セット、ハード1セットとタイヤの消費は最小限にとどめた。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じプログラムで7番手タイムだった。

4番手にはマクラーレンのランド・ノリス。ソフト1セット、ミディアム2セットを走らせた。今回、ノリスにのみフルでアップグレードパッケージが導入されており、そのいくつかが搭載され、シンガポール初走行となるオスカー・ピアストリは19番手だった。マクラーレンは今週末、スポンサーのOKXと協力して“ステルスモード”と称されるブラックが特徴的なカラーリングで出場している。

5番手にはルイス・ハミルトン、6番手にはジョージ・ラッセルとメルセデス勢。両ドライバーともソフト2セット、ハード2セットを使用した。

8番手のフェルナンド・アロンソを挟んで、9番手にはスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅がランクイン。今回、アルファタウリはレッドブルの空力哲学に寄せた大規模アップグレードを投入しており、幸先のようスタートとなった。チームメイトで3戦目のリアム・ローソンは、シンガポール初走行で16番手とまずまずの走りをみせた。

2023年F1シンガポールGP フリー走行2回目は、この後22時(現地時間21時)から行われる。

2023年 F1シンガポールGP フリー走行1回目 結果・タイム

順位NoドライバーチームタイムGAPLAP
116シャルル・ルクレールフェラーリ1分33秒350 25
255カルロス・サインツフェラーリ1分33秒4280.07824
31マックス・フェルスタッペンレッドブル1分33秒4760.12621
44ランド・ノリスマクラーレン1分33秒5220.17223
544ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒5400.19020
663ジョージ・ラッセルメルセデス1分33秒6950.34524
711セルジオ・ペレスレッドブル1分33秒7250.37522
814フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分33秒9740.62427
922角田裕毅アルファタウリ1分34秒0420.69224
1031エステバン・オコンアルピーヌ1分34秒0660.7623
1118ランス・ストロールアストンマーティン1分34秒5681.21824
1210ピエール・ガスリーアルピーヌ1分34秒6391.28923
1323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分34秒6571.30719
1477バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分34秒8021.45224
1520ケビン・マグヌッセンハース1分34秒8871.53723
1640リアム・ローソンアルファタウリ1分34秒8941.54426
1727ニコ・ヒュルケンベルグハース1分34秒9851.63522
1824周冠宇アルファロメオ1分35秒4562.10625
1981オスカー・ピアストリマクラーレン1分35秒4742.12421
202ローガン・サージェントウィリアムズ1分35秒7782.42823


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1シンガポールGP