F1開幕戦:フェルスタッペン圧勝でレッドブルF1が盤石のワンツー アロンソ復活の3位 ルクレール痛恨のリタイア
2023年 F1開幕戦バーレーンGPの決勝が3月5日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスが2位に続き、レッドブル・レーシングが1-2フィニッシュで開幕戦を制した。

いよいよF1が開幕。トワイライトレースとして開催されたバーレーンGPは、現地時間18時に投下照明で照らされたサーキットで、気温27度、路面温度31度と今週末で最も暑いコンディションのなかでスタートが切られた。

スタートでは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンがリード。3番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、蹴り出しがぬぶかったセルジオ・ペレスを交わして2番手に浮上した。

レースペースに不安があるフェラーリは、予選でシャルル・ルクレールに新品のソフトタイヤを温存させてスタートで履かせたことが奏功したが、20周目にピットインしてハードに交換した後はそのアドバンテージを失い、その後、セルジオ・ペレスに抜かれ、3番手ルクレール、4番手カルロス・サインツという体制でレースは進む。

後方では、ルイス・ハミルトン vs フェルナンド・アロンソ、ジョージ・ラッセル vs ランス・ストロールというバトルが勃発。最終的にメルセデスエンジンを搭載するアストンマーティンが本家メルセデスをそれぞれ攻略して前に出る。

41周目にシャルル・ルクレールが電気系のトラブルでリタイア。ルイス・ハミルトンを抜いたフェルナンド・アロンソはコース上でカルロス・サインツを抜いて3番手に浮上する。

その前ではマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが盤石のレースを展開。フェルスタッペンはペレスに11秒、ペレスはアロンソに26秒差をつける圧倒的な強さでレッドブル・レーシングが1-2フィニッシュ。ポール・トゥ・ウィンのフェルスタッペンは通算36勝目。昨年のバーレーンGPでのダブルリタイアの厄を払った。

3位はフェルナンド・アロンソ。今週末に見せた速さは本物で、コース上でメルセデスとフェラーリをオーバーテイク。2度のワールドチャンピオンにとって99回目の表彰台となった。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1バーレーンGP

4位はカルロス・サインツ。チーム代表を交代して新体制で臨んだフェラーリだったが、ルクレールはリタイア、サインツはタイヤに苦しんで失速してアストンマーティンに抜かれるなど不安の残る開幕戦となった。

5位はルイス・ハミルトン、6位は手首と右足の親指を骨折してぶっつけで週末に挑んだランス・ストロール(アストンマーティン)が、7位のジョージ・ラッセルとのメルセデスの間に割って入った。

8位はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。チームメイトの周冠宇は13位だったが、レースのファステストラップを記録した。

9位はピエール・ガスリーがアルピーヌF1チームに移籍しての初レースでポイント獲得。チームメイトのエステバン・オコンは、スタートでグリッドボックスをはみ出していたことで5秒ペナルティを科され、その後、ペナルティをきちんと消化しなかったとして10秒を加算された末、レースをリタイアした。

10位はウィリアムズのアレクサンダー・アルボン。ルクレールのリタイアはあったが実力でミッドフィールドのライバルを相手にポイントを獲得した。チームメイトのローガン・サージェントも12位と開幕戦でチームは競争力をみせた。

11位はアルファタウリの角田裕毅。入賞までは1秒届かず。それでも、期待の新人であるニック・デ・フリースを週末を通して上回り、3年目のレギュラードライバーとしてのプライドをみせつけた。

ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンが14位、ニコ・ヒュルケンベルグが16位。そして、完走組の最下位はランド・ノリス。チームメイトのオスカー・ピアストリは電気系のトラブルでリタイア。マクラーレンは2年連続で厳しいシーズンスタートとなった。

第2戦はサウジアラビアGP。3月17日~19日にジェッダ・コーニュッシュ・サーキットで開催される。

F1 バーレーングランプリ2023年 F1バーレーンGP 結果

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP