レッドブルF1のフェルスタッペンがトップも駆け引きのセッション
2021年 第10戦 F1イギリスGPのフリー走行2回目が7月17日(土)にシルバーストン・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムをマークした。
F1史上初の『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、17周のレース形式のスプリント予選が行われる。
土曜日のシルバーストンは雲ひとつない快晴となり、気温24.6度、路面温度40.6度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、イジることができなくなる。変えられるのはステアリングで変更できるデファレンシャル、ウイングのフラップの角度やタイヤ圧などに限られてくる。そのため、「フリー走行2回目に何をするの?」との疑問もあったが、決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選のショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねた。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
52周でタイヤ交換義務のある決勝ではミディアム/ハードがメインになると考えられるが、17周でタイヤ交換義務のないスプリント予選ではソフトを使用する可能性がある。特に予選の早い段階で敗れたドライバーはソフトが残っており、抜きにくいシルバーストンでの序盤の順位アップを狙ってくる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤでロングランを実施していたのが印象的だったが、上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。燃料搭載量についても52周の決勝の序盤に合わせるのか、17周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
したがって、フリー走行2回目のタイムから読み取れることはひとつではないが、タイムシートではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップに立った。フェルスタッペンはミディアムとソフトで23周を走行した。チームメイトのピエール・ガスリーは5番手タイムで、タイヤはミディアムとソフトとプログラムを分けた。予選5番手だったペレスはソフトタイヤで1周目に順位を上げるギャンブルに出る可能性もある。
2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。ルクレールは3つ全てのタイヤ。サインツはハードを温存した。
メルセデス勢はルイス・ハミルトンが8番手、バルテリ・ボッタスが9番手。ソフトでのロングランに焦点を当てていた。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが10番手、角田裕毅が16番手。すべてのコンパウンドで走行を行っていた。
注目のスプリント予選は日本時間24時30分からスタート。24時からピットレーンがオープンとなる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP
F1史上初の『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、17周のレース形式のスプリント予選が行われる。
土曜日のシルバーストンは雲ひとつない快晴となり、気温24.6度、路面温度40.6度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、イジることができなくなる。変えられるのはステアリングで変更できるデファレンシャル、ウイングのフラップの角度やタイヤ圧などに限られてくる。そのため、「フリー走行2回目に何をするの?」との疑問もあったが、決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選のショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねた。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
52周でタイヤ交換義務のある決勝ではミディアム/ハードがメインになると考えられるが、17周でタイヤ交換義務のないスプリント予選ではソフトを使用する可能性がある。特に予選の早い段階で敗れたドライバーはソフトが残っており、抜きにくいシルバーストンでの序盤の順位アップを狙ってくる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤでロングランを実施していたのが印象的だったが、上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。燃料搭載量についても52周の決勝の序盤に合わせるのか、17周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
したがって、フリー走行2回目のタイムから読み取れることはひとつではないが、タイムシートではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップに立った。フェルスタッペンはミディアムとソフトで23周を走行した。チームメイトのピエール・ガスリーは5番手タイムで、タイヤはミディアムとソフトとプログラムを分けた。予選5番手だったペレスはソフトタイヤで1周目に順位を上げるギャンブルに出る可能性もある。
2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。ルクレールは3つ全てのタイヤ。サインツはハードを温存した。
メルセデス勢はルイス・ハミルトンが8番手、バルテリ・ボッタスが9番手。ソフトでのロングランに焦点を当てていた。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが10番手、角田裕毅が16番手。すべてのコンパウンドで走行を行っていた。
注目のスプリント予選は日本時間24時30分からスタート。24時からピットレーンがオープンとなる。
2021年 第10戦 F1 イギリスGP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分29秒902 | 23 | |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分30秒277 | 0.375 | 30 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分30秒507 | 0.605 | 29 |
4 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分30秒707 | 0.805 | 31 |
5 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分30秒800 | 0.898 | 27 |
6 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分31秒030 | 1.128 | 24 |
7 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分31秒034 | 1.132 | 23 |
8 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分31秒131 | 1.229 | 28 |
9 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分31秒180 | 1.278 | 27 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分31秒188 | 1.286 | 31 |
11 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分31秒237 | 1.335 | 24 |
12 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分31秒263 | 1.361 | 29 |
13 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分31秒289 | 1.387 | 27 |
14 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分31秒337 | 1.426 | 26 |
15 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分31秒404 | 1.435 | 30 |
16 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分31秒591 | 1.502 | 32 |
17 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分31秒593 | 1.691 | 34 |
18 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分32秒041 | 2.139 | 31 |
19 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分32秒474 | 2.572 | 31 |
20 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分34秒017 | 4.115 | 28 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP