F1 ブラジルグランプリ
2017年のF1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリのフリー走行3回目が11日(土)にインテルラゴス・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が最速タイムをマーク。2番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが再び1-2体制でセッションを終えた。

土曜日のサンパウロは早い時間に降雨があり、現地時間11時の時点では雨は降っていないものの天候は曇り。

気温19.2℃、路面温度26.4℃と前日よりも涼しく、路面は一部ダンプダンプ状態というコンディッションでセッションは開始した。

前日のフリー走行では、FP1でメルセデスのルイス・ハミルトンがコースレコードを更新する1分9秒202秒をマークし、FP2でもトップタイムを記録。2番手にも両方のセッションでチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いており、メルセデスが上位勢のなかで頭一つ抜き出る速さをみせていた。その後ろでフェラーリとレッドブルが入り乱れる展開となっていた。

ピレリは、インテルラゴス・サーキットに昨年よりも1段階軟らかいスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)を持ち込んでいるが、全20名のドライバーはミディアムを1セットしか選択していない。

フリー走行3回目は多くのドライバーがミディアムタイヤでセッションを開始。10分を過ぎた時点でランス・ストロール(ウィリアムズ)がコース上でストップ。このストップによりバーチャルセーフティカーが導入された。このトラブルにより、ストロールはタイムを記録できないままわずか1周の走行でセッションを終えている。

セッション前半にタイムシートのトップに立ったのはフェラーリのキミ・ライコネン。スーパーソフトで1分09秒928をマークした。対するメルセデスはこの時点ではソフトタイヤで走行を重ねている。

その後、スーパーソフトでの作業を開始したメルセデスのバルテリ・ボッタスが1分9秒281秒でトップに浮上。0.003秒でチームメイトのルイス・ハミルトン、さらに0.1秒以内にフェラーリ勢が続く展開。

その後も上位勢には変化はなく、バルテリ・ボッタスのタイムがこのセッションのトップタイムとなった。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタス、3番手にはキミ・ライコネン、4番手にはセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続き、4台が0.058秒以内と前日よりも拮抗したタイムとなった。5番手タイムはダニエル・リカルド(レッドブル)が記録している。

6番手タイムを記録したのはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。トップから1.007秒差の1分10秒288をマーク。チームメイトのストフェル・バンドーンは11番手タイムでセッションを終えている。

7番手にはエステバン・オコン、8番手にはエステバン・オコンとフォース・インディア勢。アロンソとのタイム差は0.1秒以内と拮抗している。

F1ブラジルGPの予選はこの後25時(現地時間14時)から行われる。天気予報は雨となっている。

2017 第19戦 F1ブラジルグランプリ フリー走行3回目

順位Noドライバーチームベストタイム周回
177バルテリ・ボッタスメルセデス1分09秒28124
244ルイス・ハミルトンメルセデス1分09秒28426
37キミ・ライコネンフェラーリ1分09秒32620
45セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分09秒33921
53ダニエル・リカルドレッドブル1分10秒24414
614フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分10秒28815
711セルジオ・ペレスフォース・インディア1分10秒32221
831エステバン・オコンフォース・インディア1分10秒35723
933マックス・フェルスタッペンレッドブル1分10秒4959
102ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分10秒59923
1119フェリペ・マッサウィリアムズ1分10秒63721
1255カルロス・サインツルノー1分10秒67114
1320ケビン・マグヌッセンハース1分10秒72119
1427ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分10秒74318
158ロマン・グロージャンハース1分10秒76220
1610ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分10秒98132
1728ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分11秒08530
1894パスカル・ウェーレインザウバー1分11秒12625
199マーカス・エリクソンザウバー1分11秒48027
2018ランス・ストロールウィリアムズ 1


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP