F1ブラジルGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンが最速タイム
2017年のF1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリのフリー走行2回目が10日(金)にインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がFP1に続いて最速タイムを刻んだ。
雨の予報もあったサンパウロだが、現地時間14時の時点での天候は晴れ。気温29.6℃、路面温度55.9℃のドラコンディションでセッションはスタート。だが、サーキットには雲が増え、路面温度は徐々に下がっていった。
ピレリは、インテルラゴス・サーキットに昨年よりも1段階軟らかいスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)を持ち込んでいるが、全20名のドライバーはミディアムを1セットしか選択しておらず、大半のドライバーがフリー走行1回目のインスタレーションラップで使用している。
ハースは当初、アントニオ・ジョヴィナッツィがフリー走行1回目を担当する予定だったが、天候の懸念があったため、ケビン・マグヌッセンがドライブ。代わりにジョビナッツィがフリー走行2回目をドライブするという変則的なパターンとなった。
フリー走行1回目にブレンドン・ハートレーがエンジンブロー、ピエール・ガスリーがMGU-Hのトラブルに見舞われたトロ・ロッソだが、両マシンとも修復は完了し、セッション開始と同時にトラックに出て行った。両ドライバーはすでに新品のMGU-Hを投入したことで最低でも10グリッド降格ペナルティが確定していたが、ピエール・ガスリーはさらにMGU-Hとターボチャージャーを交換し、25グリッドまで降格ペナルティが増加している。
フリー走行2回目は、全ドライバーがソフトタイヤでプログラムを開始。全車がタイムを出した時点でルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルとトップ3チームが上位に並んだ。
その後、20分を過ぎた時点でキミ・ライコネンが最初にスーパーソフトに交換してプログラムを開始。他のドライバーもスーパーソフトでのマシンセッティングを開始していく。新品のスーパーソフトを履いたハミルトン、ボッタス、リカルド、ベッテルが1分9秒台のタイムに突入する。
マックス・フェルスタッペンは、ディフューザー部分にフロービズペインを塗って空力評価を実施。1分9秒台に入れて5番手に浮上する。
セッションも折り返しに差し掛かった時点でマーカス・エリクソンがターン11でコントールを失ってバリアに接触。しかし、自力でピットまで戻った。同じ頃、ストフェル・バンドーンがターン2でスピン。バリアは避けることができたが、ゆっくりとピットに戻っている。チームメイトのフェルナンド・アロンソは8周を走行した後、ピットでマシン調整に時間をかけていたが走行を再開。この時点でバンドーンが12番手、アロンソが14番手につけている。
その後は各ドライバーがロングランに焦点を当てたプログラムへ移行。タイムに大きな変化がないままセッションは続いていく。メルセデスは1分13秒台前半、レッドブルとフェラーリは1分13秒台後半とメルセデスがロングランでも速さをみせている。フォース・インディアとフェルナンド・アロンソもロングランで1分13秒台に入れてきた。
ラップタイム的には大きな動きがないままセッションは終了。トップタイムはルイス・ハミルトンの1分9秒515。午前中のタイムは上回れなかったが初日の両方のセッションをトップで終えた。2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.048秒差で続いた。
3番手のダニエル・リカルドとトップとの差は0.228秒。4番手のセバスチャン・ベッテル、5番手のマックス・フェルスタッペンまでが1分9秒台。6番手のキミ・ライコネンは1分10秒台のタイムだった。
7番手にはエステバン・オコン、8番手にはフェリペ・マッサ、9番手にはニコ・ヒュルケンベルが0.1秒以内で続く混戦模様。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが10番手タイム、ストフェル・バンドーンが13番手タイムでセッションを終えた。
F1ブラジルGPのフリー走行3回目は11日(土)の22時(現地時間11時)からスタートする。
関連:【動画】 F1 ブラジルグランプリ フリー走行2回目 ダイジェスト
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP
雨の予報もあったサンパウロだが、現地時間14時の時点での天候は晴れ。気温29.6℃、路面温度55.9℃のドラコンディションでセッションはスタート。だが、サーキットには雲が増え、路面温度は徐々に下がっていった。
ピレリは、インテルラゴス・サーキットに昨年よりも1段階軟らかいスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)を持ち込んでいるが、全20名のドライバーはミディアムを1セットしか選択しておらず、大半のドライバーがフリー走行1回目のインスタレーションラップで使用している。
ハースは当初、アントニオ・ジョヴィナッツィがフリー走行1回目を担当する予定だったが、天候の懸念があったため、ケビン・マグヌッセンがドライブ。代わりにジョビナッツィがフリー走行2回目をドライブするという変則的なパターンとなった。
フリー走行1回目にブレンドン・ハートレーがエンジンブロー、ピエール・ガスリーがMGU-Hのトラブルに見舞われたトロ・ロッソだが、両マシンとも修復は完了し、セッション開始と同時にトラックに出て行った。両ドライバーはすでに新品のMGU-Hを投入したことで最低でも10グリッド降格ペナルティが確定していたが、ピエール・ガスリーはさらにMGU-Hとターボチャージャーを交換し、25グリッドまで降格ペナルティが増加している。
フリー走行2回目は、全ドライバーがソフトタイヤでプログラムを開始。全車がタイムを出した時点でルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルとトップ3チームが上位に並んだ。
その後、20分を過ぎた時点でキミ・ライコネンが最初にスーパーソフトに交換してプログラムを開始。他のドライバーもスーパーソフトでのマシンセッティングを開始していく。新品のスーパーソフトを履いたハミルトン、ボッタス、リカルド、ベッテルが1分9秒台のタイムに突入する。
マックス・フェルスタッペンは、ディフューザー部分にフロービズペインを塗って空力評価を実施。1分9秒台に入れて5番手に浮上する。
セッションも折り返しに差し掛かった時点でマーカス・エリクソンがターン11でコントールを失ってバリアに接触。しかし、自力でピットまで戻った。同じ頃、ストフェル・バンドーンがターン2でスピン。バリアは避けることができたが、ゆっくりとピットに戻っている。チームメイトのフェルナンド・アロンソは8周を走行した後、ピットでマシン調整に時間をかけていたが走行を再開。この時点でバンドーンが12番手、アロンソが14番手につけている。
その後は各ドライバーがロングランに焦点を当てたプログラムへ移行。タイムに大きな変化がないままセッションは続いていく。メルセデスは1分13秒台前半、レッドブルとフェラーリは1分13秒台後半とメルセデスがロングランでも速さをみせている。フォース・インディアとフェルナンド・アロンソもロングランで1分13秒台に入れてきた。
ラップタイム的には大きな動きがないままセッションは終了。トップタイムはルイス・ハミルトンの1分9秒515。午前中のタイムは上回れなかったが初日の両方のセッションをトップで終えた。2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.048秒差で続いた。
3番手のダニエル・リカルドとトップとの差は0.228秒。4番手のセバスチャン・ベッテル、5番手のマックス・フェルスタッペンまでが1分9秒台。6番手のキミ・ライコネンは1分10秒台のタイムだった。
7番手にはエステバン・オコン、8番手にはフェリペ・マッサ、9番手にはニコ・ヒュルケンベルが0.1秒以内で続く混戦模様。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが10番手タイム、ストフェル・バンドーンが13番手タイムでセッションを終えた。
F1ブラジルGPのフリー走行3回目は11日(土)の22時(現地時間11時)からスタートする。
2017 第19戦 F1ブラジルグランプリ フリー走行2回目
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分09秒515 | 42 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分09秒563 | 45 |
3 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分09秒743 | 37 |
4 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分09秒875 | 48 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分09秒886 | 38 |
6 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分10秒117 | 45 |
7 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分10秒306 | 49 |
8 | 19 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1分10秒373 | 42 |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分10秒396 | 39 |
10 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン・ホンダ | 1分10秒655 | 31 |
11 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分10秒685 | 42 |
12 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分10秒695 | 43 |
13 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン・ホンダ | 1分10秒902 | 38 |
14 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分11秒064 | 44 |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分11秒300 | 39 |
16 | 10 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1分11秒422 | 44 |
17 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ | 1分11秒821 | 54 |
18 | 94 | パスカル・ウェーレイン | ザウバー | 1分11秒857 | 43 |
19 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分11秒986 | 17 |
20 | 50 | アントニオ・ジョビナッツィ | ハース | 1分12秒417 | 37 |
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