F1 マレーシアグランプリ セバスチャン・ベッテル
2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリのフリー走行2回目が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

午前中のセッションは、開始前に豪雨がサーキットに直撃したことで30分延期となり、ウィットコンディションで行われた。しかし、現地時間15時に開始となったフリー走行2回目までには天候と路面は回復。気温は28.9℃、路面温度は38.7℃まで上昇した。

フリー走行1回目が雨と60分に短縮となったこと走行数が制限されたこともあり、フリー走行2回目は開始早々に各ドライバーが積極的に周回数を重ねてセッティングを煮詰めていった。

残り20分を切ったところでロマン・グロージャン(ハース)がターン13で右リアタイヤがバーストしてウォールにクラッシュ。浮きあがった排水溝の蓋が原因とみられる。この事故でセッションは赤旗中断となった。グロージャンに怪我はなかった。

事故の原因となった排水溝部分の修復に時間がかかることが予想され、セッションはそのまま早めに切り上げられた。

トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録した1分31秒261。早くもコースレコードを上回った。0.604秒差で2番手にもキミ・ライコネンが続き、フェラーリがドライコンディションのセパンでひとつ抜け出した速さをみせている。

3番手にはダニエル・リカルド、4番手にはマックス・フェルスタッペンと、午前中にウェットでバランスの良さをみせていたレッドブル勢が続いた。フェラーリとの差はおよそ0.8秒となっている。

そして、5番手タイムはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが記録。ウェットでの午前中に引き続き、好パフォーマンスをみせている。チームメイトのストフェル・バンドーンは13番手だった。

メルセデス勢は、ルイス・ハミルトンが6番手、バルテリ・ボッタスが7番手。両ドライバーともコースオフを喫するなどマシンが決まっていない様子。前戦シンガポールと同様に初日に苦戦する傾向が見られている。セッション切り上げはメルセデスにとって痛手となるかもしれない。

ダニール・クビアトに代わって今回のF1マレーシアGPでトロ・ロッソでF1デビューを果たすピエール・ガスリーは15番手タイムを記録。チームメイトのカルロス・サインツを0.61秒上回った。

F1マレーシアGP フリー走行3回目は、明日30日(土)の15時(現地時間14時)から行われる。

2017 第15戦 F1マレーシアGP フリー走行2回目

順位Noドライバーチームベストタイム周回
15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分31秒26123
27キミ・ライコネンフェラーリ1分31秒86519
33ダニエル・リカルドレッドブル1分32秒09919
433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分32秒10911
514フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分32秒56414
644ルイス・ハミルトンメルセデス1分32秒67715
777バルテリ・ボッタスメルセデス1分32秒72021
811セルジオ・ペレスフォース・インディア1分32秒86220
927ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分33秒06024
1031エステバン・オコンフォース・インディア1分33秒09624
1146ジョリオン・パーマールノー1分33秒38126
1219フェリペ・マッサウィリアムズ1分33秒39420
132ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分33秒67315
1418ランス・ストロールウィリアムズ1分33秒81816
1510ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分34秒04322
1655カルロス・サインツトロ・ロッソ1分34秒10419
178ロマン・グロージャンハース1分34秒11818
1820ケビン・マグヌッセンハース1分34秒34317
1994パスカル・ウェーレインザウバー1分35秒24620
209マーカス・エリクソンザウバー1分35秒69727
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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マレーシアGP