F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:フェルスタッペンが最速タイム
2017年 フォーミュラ1 第8戦 アゼルバイジャンGP フリー走行2回目が23日(金)、アゼルバイジャンの首都バクーの中心地に設置されたバクー・シティ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が初日の最速タイムを記録。だが、フェルスタッペンは終了間際にクラッシュを喫している。
現地時間17時からスタートした2回目のプラクティスは、気温は28℃と午前中と変わらないものの、コース上は影が覆い、路面温度は44℃と10℃近く下がった。
フリー走行2回目では徐々に各ドライバーが限界を探り始め、壁ぎりぎりの走りを披露。セバスチャン・ベッテルやマックス・フェエルスタッペンをはじめ、ブレーキングを外してエスケープゾーンに逃れるクルマが目立ち、多くのイエローフラッグが提示された。
トップタイムを記録したのは午前中に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。スーパーソフトタイヤで1分43秒362をマークし、初日の最速タイムを記録した。だが、終了間際にターン1で曲がり切れずにクラッシュ。マシンを破損させてセッションを終えることになった。
2番手はトップから0.1秒差でメルセデスのバルテリ・ボッタス、そこから0.011秒差でダニエル・リカルド(レッドブル)が3番手につけた。
その後ろにはキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続いた。フェラーリはロングランで安定したペースをみせている。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はスーパーソフトでタイムアタックはせず10番手でセッションを終えている。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソのエンジンが再び故障。残り30分でセッションを終えることになったが12番手タイムを記録した。ストフェル・バンドーンは17番手タイムで初日を終了。現段階で両ドライバーはエンジンコンポーネント(MGU-H、ターボチャージャ)の交換により15グリッド降格ペナルティが決定している。
※後にフェルナンド・アロンソのストップの原因はエンジンではなく、ギアボックス故障であることが発表された。
F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目は、明日24日の18時(現地時間10時)から行われる。
F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目の展開
昨年、F1ヨーロッパGPとしてアゼルバイジャンの首都バクーで初めて開催されたグランプリ。2回目となる今年はF1アゼルバイジャンGPと名称を変えて開催。ピレリは、アゼルバイジャンに昨年と同じミディアム、ソフト、スーパーソフトというコンパウンドを持ち込んでいる。
午前中のフリー走行1回目ではロングストレートがあるパワーサーキットで予想に反してレッドブル勢が速さを見せ、1-2体制でセッションを終了。その傾向はフリー走行2回目も続くことになる。
セッション前半はフリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンがリードする展開。ソフトタイヤで早くに1分43秒台に入れて、好調さを伺わせた。チームメイトのダニエル・リカルドも2番手タイムを記録し、メルセデスやフェラーリを上回るペースをみせる。
またロングストレートを誇るバクー・シティ・サーキットでは、直線を得意とするフォース・インディア勢も速さをみせた。フリー走行1回目でクラッシュを喫したセルジオ・ペレスもマシンの修復が間に合い、セッション開始時から走行を行った。
その後、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)がターン14のウォールに接触して、パーツがコース上に落ちてしまたため、バーチャルセーフティカーが導入された。
セッション開始30分ほどでフェラーリ勢がスーパーソフトでの走行を開始。まずはセバスチャン・ベッテルがトップ、キミ・ライコネンが2番手タイムと1分43秒台に突入するも、その後マックス・フェルスタッペンがスーパーソフトですぐにタイムを塗り替えて1分43秒362でトップに。バルテリ・ボッタスもスーパーソフトを装着し、フェルスタッペンに0.1秒差の1分43秒462タイムを記録する。
そして、セッションが折り返し地点を過ぎた頃、ジョリオン・パマー(ルノー)が、午前中のセルジオ・ペレスと同じターン8の入り口でバリアにクラッシュ。この日2度目の一時赤旗中断となった。
約10分後にセッションが再開されるとルイス・ハミルトンもスーパーソフトでコースに出るが、タイムは更新せず、すぐにソフトに交換。その後はロングランに移行した。
ダニエル・リカルドもようやくスーパーソフトを装着し、トップのフェルスタッペンがから0.111秒差の3番手に浮上する。
残り30分を経過した頃、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にトラブルが発生。無線で「エンジン、エンジン」と報告したアロンソは、コース上にマシンを止め、ヘッドレストを前方に投げ捨てて怒りを露わにした。前戦F1カナダGPでの決勝で残り3周でエンジンがブローしたばかりのアロンソは、今週のF1アゼルバイジャンGPでは4基目のエンジンを投入。それに加えて、6基目のMGU-Hとターボチャージャーに交換したことで、すでに15グリッド降格が決定している。
セッション終了間近、トップタイムを記録しているマックス・フェルスタッペンがターン1を曲がり切れずにバリアにクラッシュした。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP
現地時間17時からスタートした2回目のプラクティスは、気温は28℃と午前中と変わらないものの、コース上は影が覆い、路面温度は44℃と10℃近く下がった。
フリー走行2回目では徐々に各ドライバーが限界を探り始め、壁ぎりぎりの走りを披露。セバスチャン・ベッテルやマックス・フェエルスタッペンをはじめ、ブレーキングを外してエスケープゾーンに逃れるクルマが目立ち、多くのイエローフラッグが提示された。
トップタイムを記録したのは午前中に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。スーパーソフトタイヤで1分43秒362をマークし、初日の最速タイムを記録した。だが、終了間際にターン1で曲がり切れずにクラッシュ。マシンを破損させてセッションを終えることになった。
2番手はトップから0.1秒差でメルセデスのバルテリ・ボッタス、そこから0.011秒差でダニエル・リカルド(レッドブル)が3番手につけた。
その後ろにはキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続いた。フェラーリはロングランで安定したペースをみせている。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はスーパーソフトでタイムアタックはせず10番手でセッションを終えている。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソのエンジンが再び故障。残り30分でセッションを終えることになったが12番手タイムを記録した。ストフェル・バンドーンは17番手タイムで初日を終了。現段階で両ドライバーはエンジンコンポーネント(MGU-H、ターボチャージャ)の交換により15グリッド降格ペナルティが決定している。
※後にフェルナンド・アロンソのストップの原因はエンジンではなく、ギアボックス故障であることが発表された。
F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目は、明日24日の18時(現地時間10時)から行われる。
2017 第8戦 F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分43秒362 | 36 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分43秒462 | 32 |
3 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分43秒473 | 34 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分43秒489 | 35 |
5 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分43秒615 | 35 |
6 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分44秒113 | 27 |
7 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分44秒306 | 34 |
8 | 26 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | 1分44秒321 | 27 |
9 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分44秒484 | 37 |
10 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分44秒525 | 23 |
11 | 19 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1分44秒609 | 33 |
12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン・ホンダ | 1分45秒515 | 15 |
13 | 55 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1分45秒733 | 34 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分45秒831 | 33 |
15 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分46秒003 | 29 |
16 | 30 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1分46秒061 | 17 |
17 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン・ホンダ | 1分46秒174 | 28 |
18 | 94 | パスカル・ウェーレイン | ザウバー | 1分47秒150 | 25 |
19 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分47秒347 | 25 |
20 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分47秒722 | 22 |
F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目の展開
昨年、F1ヨーロッパGPとしてアゼルバイジャンの首都バクーで初めて開催されたグランプリ。2回目となる今年はF1アゼルバイジャンGPと名称を変えて開催。ピレリは、アゼルバイジャンに昨年と同じミディアム、ソフト、スーパーソフトというコンパウンドを持ち込んでいる。
午前中のフリー走行1回目ではロングストレートがあるパワーサーキットで予想に反してレッドブル勢が速さを見せ、1-2体制でセッションを終了。その傾向はフリー走行2回目も続くことになる。
セッション前半はフリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンがリードする展開。ソフトタイヤで早くに1分43秒台に入れて、好調さを伺わせた。チームメイトのダニエル・リカルドも2番手タイムを記録し、メルセデスやフェラーリを上回るペースをみせる。
またロングストレートを誇るバクー・シティ・サーキットでは、直線を得意とするフォース・インディア勢も速さをみせた。フリー走行1回目でクラッシュを喫したセルジオ・ペレスもマシンの修復が間に合い、セッション開始時から走行を行った。
その後、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)がターン14のウォールに接触して、パーツがコース上に落ちてしまたため、バーチャルセーフティカーが導入された。
セッション開始30分ほどでフェラーリ勢がスーパーソフトでの走行を開始。まずはセバスチャン・ベッテルがトップ、キミ・ライコネンが2番手タイムと1分43秒台に突入するも、その後マックス・フェルスタッペンがスーパーソフトですぐにタイムを塗り替えて1分43秒362でトップに。バルテリ・ボッタスもスーパーソフトを装着し、フェルスタッペンに0.1秒差の1分43秒462タイムを記録する。
そして、セッションが折り返し地点を過ぎた頃、ジョリオン・パマー(ルノー)が、午前中のセルジオ・ペレスと同じターン8の入り口でバリアにクラッシュ。この日2度目の一時赤旗中断となった。
約10分後にセッションが再開されるとルイス・ハミルトンもスーパーソフトでコースに出るが、タイムは更新せず、すぐにソフトに交換。その後はロングランに移行した。
ダニエル・リカルドもようやくスーパーソフトを装着し、トップのフェルスタッペンがから0.111秒差の3番手に浮上する。
残り30分を経過した頃、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にトラブルが発生。無線で「エンジン、エンジン」と報告したアロンソは、コース上にマシンを止め、ヘッドレストを前方に投げ捨てて怒りを露わにした。前戦F1カナダGPでの決勝で残り3周でエンジンがブローしたばかりのアロンソは、今週のF1アゼルバイジャンGPでは4基目のエンジンを投入。それに加えて、6基目のMGU-Hとターボチャージャーに交換したことで、すでに15グリッド降格が決定している。
セッション終了間近、トップタイムを記録しているマックス・フェルスタッペンがターン1を曲がり切れずにバリアにクラッシュした。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP