F1 バーレーンGP 予選
2009 FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX

1位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「再びポールポジションに戻ることができ、興奮している。今週は上手く行っており、明日の最前列からのスタートを嬉しく思う。セッション中、ブレーキングに問題があったので、実は、昨日ほどスムーズなわけではなかった。これは決勝への不安要素なので、今夜中に、確認したい。レースのペースもタイヤの調子も良いので、決勝も行けると信じている。開幕から第3戦まで、順調ではなかったので、そろそろ風向きを変えたい。冬のテストをここバーレーンで実施し、良いタイムを出していた。それが、今日1、2位をトヨタが独占したことにも、つながったのだろう。ポールポジションは、一生懸命働いてくれたチームのみんな、そして、地震にあわれた故郷のアブルッツォ地域の方たちに捧げたい」

2位 ティモ・グロック (トヨタ)
「最前列グリッドを独占できて最高。昨日、自分のクルマにトラブルが発生したが、セットアップを変えるなど、今日のためにチームが一生懸命やってくれた。午前のフリー走行では、電気系統の故障で、時間いっぱい走ることができなかったが、最速タイムを刻むことができた。予選はとてもスムーズに行った。風が少し変わったが、初めに使ったミディアムタイヤに慣れるのに苦労した。予選第2セッションでは、少し良くなったが、第3セッションの8週目の後、小さなミスをして、ヤルノに追いつけなかった。今季はチームにとって厳しいスタートとなったので、エンジニアとメカニックのみんなに心から感謝したい。今日は素晴らしい結果となった」

3位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「良いセッションだった。Q1からとても難しい予選になることは分かっていた。プライムタイヤで1回走っただけでは足りないということも分かっていたので、誰もがオプションを使っていた。しかし、ぼくたちには問題もなく、スムーズな予選だった。クルマはとても速い。Q2は1回だけの走行で十分にトップ10に入れた。路面コンディションが向上していたのも良かった。Q3ではトヨタの2台が少し速すぎた。でも、明日はぼくたちよりも少し早くピットインするかも知れないね!長いレースなので、何が起きるか分からないよ」

4位 ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
「ポールを狙っていたけど、残念ながらシーズンでベストな予選セッションではなかったし、ペースがなかった。Q3の最後の走行で良いラップができなかったし、セッションを通して、コーナーの出口でグリップとタイヤのロックに苦労していた。僕たちのペース不足と、ライバルの方がペースが速かったことは驚きだった。明らかに進歩を遂げたし、すぐに追いついてきたね。明日はタフなレースになるだろうけど、金曜日の重い燃料でのロングランのペースは本当に競争力があったので、クリーンなスタートが得られれば、助けになるだろう」

5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「僕たちはここ数ヶ月にわたって信じられないくらい懸命にプッシュしてきたし、これはみんなのハードワークの結果だ。僕たちが成し遂げたことをとても誇りに思う。まず第一にトップ10に進めて良かった。そして、トップ10内でも戦えたことはさらに素晴らしいね!僕たちにはトップ5と同じくらいのペースがあった。すべてがスムーズにいけば、明日はトップ5でフィニッシュできるかもしれない。ポールポジションもほぼ見えている。すぐにそこに行けることを本当に楽しみにしているよ!」

6位 ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
「残念ながら今日の予選は計画通りにはいかなかった。Q3の最後の走行ではトラフィックに苦労した。遅いアウトラップ中のグループの中に入ってしまった。そのせいでアプローチが難しくなったし、タイヤの温度を十分に得られなくて、最速ラップに妥協をもたらした。ライバルたちは改善してきているし、それがどう影響するのか興味深いね。タフなレースになるだろうけど、明日は良いポイントが獲れると確信している。」

7位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「再び、とても接近した予選になったね。コックピットの中は困難でストレスを感じたけど、視聴者にとってはとても面白かっただろうね。中国からマシンにはあまり多くの変更はないけど、チームは再び競争力のなるマシンを与えてくれるために、昨晩遅くまで働いてくれた。予選は多かれ少なかれ予想していた通りだったし、7番手からのスタートはイメージ通りだ。明日はポイントでフィニッシュするために出来る限りのことをする必要があるし、トップ6かそれ以上を狙いたい」

8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「小さなステップを遂げたと思うけど、まだ長い道のりなのはわかっている。個人的には予選でトップ10に戻れたことは満足だし、良いレースをして、トップ8に入りたいと思っている。今朝、マシンのハンドリングはとても良かったけど、午後はオーバーステアになって若干パフォーマンスを失ってしまった。路面コンディションが下がったのかもしれない。明日はとても暑くなりそうだし、信頼性とタイヤパフォーマンスがかなり影響を及ぼすだろう。特にスタートではKERSを最大限に活用できるかもしれないし、僕たちはフィニッシュしてポイントを持ち帰らなければならない」

9位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「今日はマシンがあまり快適に感じられなくて、良い予選ではなかった。非常に接戦だったので、Q3に進めたのは運が良かったよ。戦略的に多くの燃料を積んでいたので、最終的に9番手には満足しているし、かなり競争力があると思う。明日はポイント圏内でフィニッシュしたいし、それができると思っている。僕たちのレースマシンはかなり良いと思うので、一貫性したペースが出せれば、9番手からはあらゆることが可能だと思う」

10位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「10番手より上は難しかっただろう。予選の最初の2つのパートで、マシンのハンドリングは予想より良かったけど、Q3ではソフトタイヤの4つのセットすでに使い切ってしまい、新しいソフトタイヤがなかった。マシンのパフォーマンスはKERSによって改善された。気温が高いので明日はタフなレースになるだろう。何ができるか様子をみてみるよ。目標はポイントでフィニッシュすることだ」

11位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「今日は大きな問題はなかったけど、望んでいたほど速くなかった。何が悪かったか分析しなければならない。それでも、前のグランプリに比べると競争力は改善された。特にミドルセクターでのペースが不足している。でも、Q2では10番手からコンマ10秒未満だったことは、僕たちが前進したことを示していると思う。レースを楽しみんにているし、目標はポイントを獲得することだ」

12位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「どこでタイムを失ったのかはわかりません。ミスはなかったし、マシンのパフォーマンスはかなり良かったです。ニコと僕のギャップを考えれば、午後の結果には満足しています。でも、Q3に行けたはずなので、やはり心境は複雑です」

13位 ロバート・クビサ (BMWザウバー)
「予選前にすでに今日は難しくなるだろうとわかっていた。僕たちは全体的にパフォーマンスが不足していた。Q2では新品のオプションタイヤのグリップに苦しんだ。その上、今日は無線が壊れしまって、結果として、タイヤの圧力を微調整するのがかなり難しかった。それに加えて、ピットでの燃料補給時に2度小さな火災があった。パフォーマンスには影響しなかったけど、助けにはならなかった。でも、今は集中して、穏やかな気持ちで働き続けなければならない」

14位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー)
「僕たちにとってかなり困難な予選だった。ペース不足は明らか。僕たちはバルセロナのためのアップデートを待っているところなので、すでに新しいパーツを持ち込んでいるライバルに比べて、ラップタイムを失っているのは明らかだ。少なくとも予選前にはわかっていた。Q2の2回目の走行は最初の走行より速かったけど、Q1ほど速くはなかった。僕は本当に戦っていたし、ターン9のエイペックスでミスをしてしまった。明日はポイントを獲れないかもしれないけど、諦めてはいないのは明らかだし、全力を尽くすつもりだ」

15位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「Q3に入ろうとして、プッシュしすぎてしまった。僕の周りには4台のマシンがいて、あまり多くのことができなかった。リスクを冒して、ハードにプッシュしなければならなかったけど、Q3に行くには十分ではなかった。レースで力強いスタートが切って、良い戦略を採ることができるのでポイントに挑戦したい。それが今の僕たちに必要なことだ」

16位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「かなり良い予選だったけど、とても難しいコンディションだった。午前中のフリープラクティスに比べてグリップが低かったので、バランスは完璧じゃなくて、限界まで攻めるのはかなり厳しかった。最後には良いラップができたし、16番手は良く奮闘したと思うので、かなり満足しているよ。最終コーナーでマークと少し問題があった。僕はラップのスタートでアロンソとのギャップを作ろうとしていて、マークが計測ラップに入っているのを知らなかった。ただ、クリアなスタートでラップをするために自分のポジションに留まろうとしていた。解釈違いだったし、セッションの後でマークには謝罪した」
※予選後、マーク・ウェバーをブロックしたとして、3グリッド降格ペナルティが科せられた。

17位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「もっとうまくやれたはずだし、楽にQ2に行けると思っていたけど、セクター3でミスをしてしまった。マシンは予想していたより良かったので、自分のパフォーマンスにがっかりしているし、Q2に確実に進出するために、セクタータイムにもっと用心するべきだった。路面状況は、今朝と似ていた。午後のパフォーマンスはマシンの実力を示していないので、明日は、良いレースができると思っているし、いくつか順位を上げられると期待している。どれくらいかは言えないけどね。タイヤに関しては、柔らかい方がレースで最も良い走行ができるのは明らかだ」

18位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「僕たちは今日、素晴らしく前進したし、Q2にかなり近づいていた。セッションでのマシンバランスには全く満足できなかった。ハードタイヤでは良かったけど、ソフトタイヤを履いたらすぐにマシンが予測できなくなった。予選のためにいくつか変更を加えたけど、それでも矛盾していた。それがタイムを改善できなかった理由だけど、僕たちは明らかに進歩しているし、チーム全体が非常に努力していた。明日、レースを終えるには良い戦略が必要だけど、レース距離でのペースは良いと思っている」

19位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「渋滞。最終コーナーが渋滞していて、そこを通り抜けるほどのスピードがなかった。普通ならばそんなことは問題じゃないんだが、最悪の場所で渋滞にはまって両方のフライングラップが台無しになってしまった。1回目のフライングラップは最終コーナーで行き場所を失った。2周目のスタートでは、スーティルがスリップストリームでぼくを抜いた。最悪だった。Q1がでそんな問題が起きるなんて本当についていない。明日は後方からのスタート。レースが台無しだ」

20位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「今朝に走行時間を失ってしまったことは助けにならなかった。午後の最初の走行は、考えていたよりかなり良かったし、楽観的だった。でも、2回目の走行でアンダーステアが多くなって、最後の走行のためにフロントウイングを修正した。でも突然、マシンは逆にオーバーステアが多くなってしまった。マシンは変更に対してとても敏感だし、ダウンフォースが不足して、グリップに苦労した。こんなに後方でのフィニッシュにはがっかりしているよ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP