F1 アブダビGP 決勝
2013 FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「本当に素晴らしかった。ある段階でのペースは恐ろしいほどだった。ソフトタイヤではとてもよい感触だったので、最初の数周で十分な差をつけることができた。実際にチームのメンバーだと、今日のようなことを客観的に見るのは難しいと思う。過去数年間の経験を考えると、自分たちの仕事にこれほど信念を持っているスタッフに恵まれるのは素晴らしいことだと思う。その一員であることは素晴らしいことだし、誇りに思う。今日のクルマは全ての1周を楽しむことできた。クルマを完全にコントロールできるレースはそれほど多くないし、とても特別だ。昨日は全力を発揮できなかったけど、今日はその埋め合わせをした」

2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「セブは今日も別世界にいたし、最初のスティントは本当に強かった。彼は非常に速く、タイヤも摩耗しなかった。これが、僕を含め、オプションタイヤをはいていた他のドライバーにとって災いの元だ。ニコはセバスチャンと僕に対してとても良いスタートをしたけど、残念ながら最初のコーナーまであまり距離がなかった。そこから調子が出てきて、1周目にニコにアタックしたが、その後はタイヤを労わらなければならなかったので、しばらく待った。でも、8周目か9周目にリアに問題が発生した。その後、ニコに対してよい動きで順位を奪い返した。優勝できればよかったけど、2位だった。オースティンでは上を目指したい」

3位 ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「素晴らしいスタートができたし、走り出した瞬間にマークに追いつくことができた。セブを抜くチャンスがあるかもしれないと思ったけど、不可能だった。オプションタイヤを履いた最初のスティントは激しく攻めることができたけど、プライムに履き替えた第2スティントでは、クルマはオーバーステアが酷くて、あまり良くなかったので、マークに抜かれてしまった。2回目のピットストップの後はセットアップがかなりうまく機能するようになったし、良いラップタイムを刻むことができた。今日はレッドブルに挑戦することができなかったけど、少なくとも1台には近づくことができたので、最後の2戦では彼らに挑戦できることを願っている。チームとしては、コンストラクターズ選手権で2番目に多くのポイントを獲得できたのでとても満足している」

4位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「かなり長いレースだった。良いスタートが決められたし、最初の数コーナーで2つポジションを上げられることができたけど、フォース・インディアの後ろでかなりタイムをロスしてしまった。DRSを使ってオーバーテイクすることはできたけど、彼の方がトップスピードがはるかに良かったので、次のストレートですぐに抜き返されてしまった。このミドルスティントが表彰台のチャンスに影響したと思う。ペース的にはマークをプッシュして、2番手を争えるくらいだったと思うけど、このようなこともある。4レース続けて表彰台に上れなかったのは残念だ。でも、難しい日を過ごしてきたので、4位でフィニッシュできたのは良い結果たと思う」

5位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今週末はとても難しい週末だったし、タフなレースになるのはわかっていたので、チームにポイントを持ち帰ることができて嬉しく思っている。トップ4とのギャップを考えれば、これ以上のことはできなかった。彼らよりも後ろからのスタートだったので、トラフィックにはまることはわかっていた。スタートがうまくいったので、できるだけオーバーテイクしようと頑張った。常に別のクルマの後ろになってしまったので、1ストップを考える余地はなかったし、2ストップに切り替えてアタックする方がいいのは明らかだった。ミディアムがよく持ってくれたので、ソフトを短いスティントで使って速いラップを走るべきだと考えた。2回目のピットストップ後のベルニュとのインシデントは、スチュワードが何と言うかはわからないけど、規約では他のドライバーに対して1台分のスペースを空けおけば、スペースをすべて使えるように決まっている。でも、これがレースで唯一のインシデントだったことは素晴らしかった。コンストラクターズ選手権2位争いを諦めたくなければ、残り2戦では表彰台に立たなくてはならない」

6位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「1ストップ戦略を決めて、6位でフィニッシュできたのは最高の気分だ。昨日、僕たちはレースを見据えたセットアップを選んだ。それが本当に成果を挙げた。速く走らなければならない時と、ペースを管理してタイヤをケアしなければならない時があった。レース終盤にはフェルナンドやルイスとバトルしていたけれど、フェルナンドの方が新しいソフトタイヤを履いていたので、抑え続けることができなかった。ルイスはミディアムだったので、ロングストレートに続くヘアピンとシケインをクリーンに立ち上げることに集中して、前をキープすることができた。この8ポイントは僕たちに必要な結果だし、チーム全員が今週末に注いだ大きな努力への称賛に値する。2週連続で力強い週末を過ごせたし、この勢いを保つと決意を持ってオースティンへと向かう」

7位 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「タフなレースだった。僕のレースはまとまりがなかったし、全力を尽くしたけど、なぜこうなったのかわからない。グリップに問題があったし、もちろんここではトラフィックのなかにいるとオーバーテイクが難しい。でも、なぜ今のクルマが持っている最大限のパフォーマンスを引き出せなかったかを解明する必要がある。今週末、スタッフはレースに間に合うようにクルマを修理するために頑張ってくれたので、彼らのために良い結果を残せなかったことにフラストレーションを感じている。彼らの努力に心から感謝しているし、コンストラクターズ選手権2位のリードを広げられたのは素晴らしいことだ。どんなポイントも重要だけど、ニコは今日本当によい仕事をして、クルマのポテンシャルを最大限に引き出した。最後の2戦は僕ももっと力強いレースができることを願っているし、そのチャレンジを楽しみにしている」

8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今日はスタートからフィニッシュまでコンペティティブだった。クルマのハンドリングは良かったし、多くのオーバーテイクができた。素晴らしいレースだった。1ストップを想定した戦略だったけど、リアタイヤによってペースが速すぎて摩耗が予想より激しいことがわかり、リスクを冒さないためにも、2ストップに切り替えることに決めた。でも、最終スティントにソフトではなくミディアムを履いたことは最善の判断だったとは言えない。柔らかい方のコンパウンドは少なくともラップあたり1秒は速かったからね。第1スティントはソフトで19周を走り切っていたし、レースの最後に同じことをやっても問題はなかったはずだ。本当に悔しい。少なくとも5位にはなれるはずだった。自分たちにふさわしい結果ではないけど、それでも自分のパフォーマンスには満足している。この後はテキサスとブラジルに向かう。理論上では2つのコースとも僕たちのマシンに合っているはずなので、競争力を維持できることを願っている」

9位 セルジオ・ペレス (マクラーレン)
「とても複雑なレースだったし、僕たちが予想していたよりも厳しいレースだった。最初のプライムタイヤに少し苦戦したけど、なぜかはよくわからない。リアタイヤのデグラデーションがひどくて、全体的なトラクションが不足していた。僕たちはレースで他のクルマを追い抜けることを願って最小限のダウンフォースで走ることを選んだ。それでも、オーバーテイクするのは難しかったし、レースの大部分をトラフィックになかで過ごしたことで、さらに難しくなった。それでも、エイドリアン(スーティル)を残り1周で追い抜いて9位になれたのは良かった。チームのポイントがさらに1ポイント増えたことはそれほど素晴らしいことには見えないかもしれないけど、常に役に立つものだ。次のレースはオースティンだ。僕の母国にとても近いこの舞台でレースをして、この厳しいシーズンでもとてもサポートしてくれた人々に会うのが待ちきれない」

10位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「17番手スタートだったことを考えれば、1ポイントを獲得できたことにとても満足しなければならない。チームのためにも今日の結果を嬉しく思っている。フリー走行と予選で問題を抱えていたし、楽な週末ではなかったけど、今日は戦略がはまって1ポイントを獲得することができた。終了間際のラップではペレスの前の9番手を走っていたけど、そのときまでにソフトタイヤで27周していたので、抑えるのはとても難しかった。低速コーナーでのトラクションがまったくなかった。この2戦で獲得したポイントはチャンピオンシップのポジションのためにもとても重要だ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アブダビGP