ルノーF1チーム、風洞のアップグレードのための閉鎖で開発が遅延
ルノーF1チームの空力開発は、風洞をアップグレードするために閉鎖を迫られたことで“遅延”している。

昨年、コンストラクターズ選手権を4位で終えたルノーだが、の今季マシン『R.S.19』は空力特性に苦しんでおり、期待していたパフォーマンスを十分に提供できていない。

だが、ルノーF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、シーズン前半で得た知識が、開発を支援するためにエンストンの風洞をアップグレードすることを促したと語る。

「我々は問題を把握している。フロントウイングは本当に敏感であり、それらがボディワーク、フロアなどに影響を与えている。本当に敏感だり、我々は風洞で多くのことを理解している」とシリル・アビテブールはコメント。

「風洞のアップグレードは、夏のシャットダウン期間よりも長い停止を意味した」

「開発への影響、複数のプロジェクトに取り組んでいるという事実は、遅れることを意味していたが、それは投資だった。最終的に望んでいるレベルになりたければ、これらのことをしなければならなかった。なので今後にむけて励みになる兆候だ」

「しかし、まだまだやることがたくさんあるので、冷静さを保っていたい」

風洞は、2021年に可能な限り準備することが主な理由の1つであり、夏休みを含め、約1か月間閉鎖された。

「夏休み前に開始され、完了した。風洞がまったく使用できなかった期間はほぼ1か月だ」とシリル・アビテブールは語る。

「2021年は非常に近づいており、今年の開発の一部を犠牲にすることになるとしても、すべての準備を整える必要があった」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム