ルノー復帰戦を4位で飾ったフェルナンド・アロンソ(画像)
ルノーの2008年シーズンのスタートは、今年ルノーに復帰したアロンソの健闘により、ポジティブな結果となった。

波乱のレース展開となったオーストラリアGP。11番手からのスタートとなったフェルナンド・アロンソは、セーフティカー導入による戦略の不利をも覆す圧巻の走り。レース最終周まで続いたマクラーレンのヘイキ・コバライネンと激しいバトルを制し、堂々の4番手でフィニッシュした

一方、デビューレースとなったネルソン・ピケJr.は、レース序盤での衝突により、マシンのリアにダメージを負い、最終的にリアイアという結果に終わった。

フェルナンド・アロンソ (4位)
「たくさんのオーバーテイクや事故、メカニカル・トラブルが多くのドライバーにあって、とても異様なレースだった。僕たちは今日、巡ってきた機会を最大限に活用することができたし、最初のプランプリを良い結果で終えることができた。チームを後押しし、残りのレースのために自信になるだろう。僕たちは予選とレースのパフォーマンスをあげるために改善作業を続けなければならないけど、今日の結果は僕たちにとって、とても重要なものになった」

ネルソン・ピケJr. (リタイア)
「スタートは良かったし、最初のラップでいくつか順位をあげることができた。忙しかったね。残念なことにスタートで僕はぶつかってしまい、僕のクルマはダメージを負ってしまったので、初グランプリでゴールすることができなかった。もちろん落胆がしてるけど、今週末たくさんのことを学んだし、見習い期間を続けるためにマレーシアに行くのが待ちきれないよ。より良い結果を得ることを期待している。セパン・サーキットはすでに知っているから、より楽になるだろう」

フラビオ・ブリアトーレ マネージング・ディレクター
「今日のフェルナンドの4位は、シーズンのスタートとして素晴らしい前触れだ。彼は素晴らしいレースをし、フィールドの後ろから戦い続けた。2度のセーフティカーに阻まれたにも関わらず、彼は非常にうまく扱った。特に終盤にマクラーレンをオーバーテイクしたのは見事だった。我々はまだ作業しなければいけないが、我々だけが改善を必要としているチームではないことがわかり自信になった。ネルソンに限っては、初レースだし、彼にとっては難しいものとなった。しかし、この経験は勉強になっただろうし、レースの中ででよくなっていくことを確信しているよ。」

パット・シモンズ エグゼクティブ・エンジニアリング・ディレクター
「今日のフェルナンドのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。彼は我々が以上のすべてを利用した。セーフティカーの導入はむしろ不運だったし、セーフティカー中に戦略をかえるかどうか議論した。しかし、我々のタイヤの磨耗は、ソフトタイヤに変更して、ワンストップでレースをすることはできなかっただろう。フェルナンドの最終スティントではソフトタイヤに厳しいグレイニングがあり、強いアンダーステアになっていた。ネルソンの厳しい週末は、スタートでぶつかったことでマシンのリアにかなりのダメージを負ったことでを継続してしまった。ドライブすることがとても困難になった。まだ何が起こったか調査していないが、それが彼の遅いラップタイムとリタイアの原因だろう。」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / フェルナンド・アロンソ / F1オーストラリアGP