ジェイク・デニス レッドブルF1のアブダビGPのFP1担当は「うれしい驚き」
現フォーミュラEチャンピオンのジェイク・デニスは、レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーからの電話はF1のプラクティス走行ではなく、シミュレーター走行について話し合うためのものだと思ったと語った。

アンドレッティ・グローバルに所属するジェイク・デニスは、来月に開催されるアブダビGPのFP1でチームのRB19をドライブし、レッドブルから公式グランプリ週末でデビューする。

昨季アンドレッティ・グローバルでフォーミュラEのタイトルを獲得した28歳のデニスは、2018年からレッドブルのシミュレータードライバーを務めており、同年はスペインとハンガリーでRB14のステアリングを握って2回のテストセッションに参加している。

各F1チームは今季、FP1セッションでルーキーを1台ずつ走らせることが義務付けられており、アブダビへの招集はデニスにとって驚きだった。

「ある意味で驚きだった。明らかに、僕は自分のことをジュニアドライバーなどとは思っていないからね」とデニスは Autosport に語った。


「僕は純粋にフォーミュラEに集中しているし、そこでいい結果を残そうと努力している。だから、招集はあまり期待していなかった」

「ただ、もっとシミュレーターの仕事とか、そういうものだと思っていたんだ。でも、そうだね、うれしい驚きだった」

デニスは、自分の年齢を考えると、この機会の背後にある理由はまだ分からないとし、それが「あまり自分に有利ではない」と言うが、このチャンスによって、トラック上でのマシンの特性とシミュレーターでのマシンの特性をよりよく相関させることができるようになることを期待している。

「正直なところ、あまりよくわからないんだ。クリスチャンに質問してもいないし、その背後にある理由も分からない」とデニスは語った。

「実車を走らせたときに、僕がより良い相関関係を示せるようになることで、彼らは間違いなく恩恵を受けると思う。だから、それは明らかに間違いなくその一部だと思いう」

RB19の窮屈さについて、身長180センチを超えるデニスは「信じられないほどタイトなのは確かだし、僕はあまりフィットしないんだ。でも、なんとかしなきゃいけないし、そうするよ。アームチェアーというわけではない」と語った。

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デニスは、チームが2020年にBMWのワークスチームとしてフォーミュラEに参戦して以来、アンドレッティ・グローバルに所属している。 昨シーズンはカスタマーであるポルシェのパワートレインを搭載し、ロンドンE-Prixのシーズンファイナルでドライバーズタイトルを獲得した。

デニスは現在、プレシーズンテストのためにチームとともにバレンシアに滞在している。アンドレッティはF1への出場を目指しており、その申請はFIAによって承認され、現在はFOMの手に渡っている。それが成功すればデニスがアメリカチームとともにF1グリッドに加わる可能性がある。

「マイケル(アンドレッティ)は明らかにF1を目指しているし、もし彼が僕をマシンに乗せることを考えているなら、それはクレイジーなアイデアではないけど、僕の理解では、まずはF1参戦を実現させ、それから誰の参戦を検討するかを決めるということだ」とデニスは付け加えた。

「でも、今はまだそのような話は一切なく、ただ純粋に彼がフォーミュラEで今後数年間、僕と契約を結びたいと考えているだけだし、そのことに関してはみんな同じ考えを持っているようだから、今はただ純粋にフォーミュラEに集中している」

アブダビでのFP1にはF2ドライバーのイサック・ハジャールが参加し、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは11月26日のシーズンフィナーレに向けたセッションを欠席する。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1アブダビGP / フォーミュラE