レッドブルF1代表  「スチュワードは正しい決断を下した」 ペレス優勝でチームは6連勝 / F1シンガポールGP
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2022年F1シンガポールGPの決勝を振り返った。

マリーナ・ベイ市街地コースで行われたシンガポールGP決勝で、セルジオ・ペレスはレースを通じてシャルル・ルクレール(フェラーリ)からのプレッシャーに耐え、レース終了後に5秒加算ペナルティを科されながらも全ラップリードを記録してキャリア通算4勝目を挙げた。

ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペンはレース終盤に喫したロックアップで一時14番手まで順位を落としながらも挽回し、7位でチェッカーフラッグを受けた。

セルジオ・ペレスがシャルル・ルクレールに7.5秒差をつけてファイナルラップを完了するとクリスチャン・ホーナーは無線越しに「バモス、チェコ! なんてすごいドライバーだ!」と語りかけた。

花火が打ち上げられる中、悠々とウイニングランを楽しむチェコは「僕たちらしい勝ち方だね! メキシコ流さ!」と穏やかに答えた。

「チェコが最高のパフォーマンスを見せてくれた。間違いなく彼のベストレースのひとつだ。常に戦い続け、何度も厳しい状況に追い込まれながらも首位に踏みとどまった。セーフティカーが勝利を奪ってしまう可能性もあったが、私たちがセーフティカーへの対応を迫られ、実際に勝利を奪われたケースがこれまで何度あったことだろう? 今日に関しては、まったく問題はなかった。スチュワードは時間をかけて検証したが、彼らは正しい決断を下した」

「チェコの優勝が取り消されていたら、極めて残念だっただろう。チェコにとっては会心のリザルトだ。彼を心から誇りに思う」

「反対に、マックスにとっては厳しい週末だった。今日の彼は幾度も逆境に見舞われる中で我慢強く戦っていたが、彼に有利な展開にはならなかった。はるか後方からの追い上げを強いられたあとスピンを喫し、ピットから再び挽回しなければならなかった。それでも、彼は最後まで戦い続けた。チームにとっては残念だったが、チェコの見事なドライブの価値はまったく損なわれない」

レッドブル・レーシング F1シンガポールGP

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