レッドブルF1代表 「リカルドの離脱のタイミングは完全な誤解が原因」
レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがチームを去るという決定のタイミングは完全な誤解によって生じたと考えている。

レッドブルのジュニアプログラム出身のダニエル・リカルドは、2011年のF1イギリスGPでHRTからデビューした後、2012年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソのシートを獲得。

2014年にレッドブル・レーシングに昇格したダニエル・リカルドは、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを上回る77ポイントを獲得した。

しかし、2015年にセバスチャン・ベッテルがフェラーリに移籍し、ダニエル・リカルドは、ダニール・クビアトをチームメイトとして1シーズンを過ごした後、2016年にマックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングに加入。これはリカルドが2018年末にチームを離脱するまでにかなり緊張を生み出すパートナーシップとなった。

クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがマックス・フェルスタッペンのセカンドドライバーになる兆候を感じただけでなく、2019年からレッドブル・レーシングがホンダのF1エンジンを搭載することに疑問を持っていたことが原因でチームを去ったと語る。

しかし、レッドブル・レーシングとホンダF1とのパートナーシップは成功し、マックス・フェルスタッペンは2021年にドライバーズチャンピオンシップを制した。

クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがレッドブル・レーシングを離れるのにひどい時期を選んだと考えている。

「ダニエルにはマックスが優勢に見え、彼はセカンドドライバーになりたくなかった」とクリスチャン・ホーナーはThe Weekend Australianに語った。

「明らかに彼はホンダのエンジンに疑問を持っていたので、彼のタイミングは見事に悪かった。そして、ホンダは競争力のあるパワーユニットであり、レースに勝つパッケージであることを証明し続けた」

ダニエル・リカルドにはクリスチャン・ホーナーが“成層圏”と称するレッドブル・レーシングから非常に高額のオファーが提示されていたが、リカルドはルノーF1に移籍するという意外な選択をし、2021年にマクラーレンに移籍する前に2回の表彰台を獲得した。

ダニエル・リカルドは、2021年のF1イタリアGPでマクラーレンで勝利したことで、レッドブルで7勝に勝利に加わえることができたが、その成果以外には勝利を争うことは滅多になかった。その上、2021年の前半は、チームメイトのランド・ノリスとの大きなギャップに対処するために費やされた。

2022年序盤、マクラーレンは新しいF1レギュレーションに苦しみ、ミッドフィールドのトップで戦えなくなっている。ダニエル・リカルドは、開幕戦F1バーレーンGPではポイントを獲得できず、F1サウジアラビアGPでリタイアを余儀なくされ、まだ0ポイントとなっている。

クリスチャン・ホーナーは。ダニエル・リカルドが「素晴らしい天性の能力」と「大きなパーソナリティ」を持ったドライバーであると評価しており、意図したとおりに物事がうまくいかなかったのは悲しいことだと語る。

「ダニエルは素晴らしいドライバーであり、彼がこのチームを去ることを決心したとき、我々は悲しかった」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「そして、残念ながら、彼が望んでいたようにうまくいかなかった」

「彼は素晴らしい天性の能力、大きなパーソナリティを持っている。もちろん、今では彼には競争力のあるチームメイトもいる。それは彼に苦労を与えた、そして、それは彼にとって難しいことだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニエル・リカルド