レッドブルF1首脳 「メルセデスと同じ扱いを受けていない」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1サウジアラビアGPを終えて、F1スチュワードはレッドブル・ホンダがメルセデスと「同じ扱いを受けていない」と主張した。

ルイス・ハミルトンは、大荒れとなったF1サウジアラビアGPを制し、残り1戦でランキング首位のマックス・フェルスタッペンと同ポイントに並んだ。

F1サウジアラビアGPでも、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンは激しいバトルを展開し、シルバーストンやモンツァのようにコース上で衝突した。

37周目にはルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンに追突して、二人はレース後にスチュワードに召喚された。フェルスタッペンは、その前のコース外からオーバーテイクのあと、ハミルトンに順位を譲ろうとして、大幅に減速していた。

レース後、マックス・フェルスタッペンの動きには10秒ペナルティが科された。スチュワードは、両ドライバーがインシデントを回避できた可能性はあるが、フェルスタッペンに「大きな過失」があったと判断。「突然かつ大幅」に行われた「不規則な」ブレーキングが、最終的な衝突を引き起こしたした。

3位のバルテリ・ボッタスに16秒差をつけていたため、最終的にマックス・フェルスタッペンの2位に変更はなかったが、2点のペナルティポイントが加算された。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンからマシン10台分も離れていたことを罰せられなかったことを指摘し、レッドブルはスチュワードから公平な扱いを受けていないと語った。

「我々のエンジニアは、マックスのブレーキングが一定だったこと、ハミルトンが言ったようなブレーキテストをしなかったことを証明できるよう準備をしている」とヘルムート・マルコは語った。

「マックスが減速したあと、彼は我々のマシンに追突した。不運なことに、フェルスタッペンはリアタイヤに2つの切り傷ができた。あまりに深い傷だったので、それ以上攻めることができなかった。減速せざるを得なかった」

「それが1つだ。次に、2回目のリスタートで、ハミルトンはマシン10台分以上離れていた。ベッテルは同じことをしてブダペストでペナルティを受けた。しかし、彼(ハミルトン)は、この行為で、スタートのためにタイヤを準備することができた」

「その後、彼はマックスをコースアウトさせたが、罰せられなかった。我々は同じ扱いを受けていないと感じている」

また、ヘルムート・マルコは、レース中のマックス・フェルスタッペンの攻撃性が「限度を超えていた」というルイス・ハミルトンの主張に同意しない。

「彼が冷静になる理由などないと思う。メルセデス対レッドブルの戦い、マックスとルイスの戦いだ。シルバーストンの出来事、ブダペストの出来事を思い出してほしい。それを忘れてはならない」とヘルムート・マルコは述べた。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1サウジアラビアGP