レッドブルF1 RB22の“絞り込まれたサイドポッド”が示す進化

新型フロントウイングやエンジンカバー両脇の2枚のフラップに加え、サイドポッド下部を大胆にえぐる新仕様を導入し、空力効率の改善を狙っている。
レッドブルは、抵抗低減とフロア周辺の気流最適化を目的に、マシンの“ウエスト”を絞り込む方向へと舵を切った。2026年の新レギュレーション下で、RBPTフォードDM01パワーユニットの信頼性確認を経たうえでの本格的な攻勢といえる。
今回の変更は予想されたものだった。レッドブルは第2回バーレーンテストで新フロントウイングだけでなく、RB22のサイドポッドにも重要な手を加えている。前回セッションでは、ラジエーター吸気口下にアンダーカットを持たない、非常に保守的な形状を採用していた。
それはRBPTフォードDM01パワーユニットの信頼性確認を優先するための選択だったとみられる。このエンジンは、オーストリア系英国チームを完全なコンストラクターへと変貌させた初の自社系パワーユニットであり、初期段階では冷却マージンを確保する設計が優先された。
しかし、温度管理に大きな問題が見られなかったこと、そしてパフォーマンスの基礎が十分に高いと判断されたことから、サイドポッドの“ダイエット”が実行された。上部のラインは維持しつつ、下部に最初のえぐり込みを設け、ドラッグを顕著に低減している。

この変更は第一段階に過ぎない可能性が高い。空力面で常に攻撃的な姿勢を見せるエンリコ・バルボ率いるスタッフのアプローチを踏まえれば、さらなる進化型が投入される余地は大きい。
この日のテストでは、アイザック・ハジャーがコース上よりもピットで過ごす時間が長かったが、新型サイドポッドは取り外されていない。少なくとも、このアップデート自体がRB22の運用を難しくしているわけではないことを示唆している。
さらにリアセクションでは、変形構造後方の両側に、ディフューザーの延長として小型の縦型フラップが追加された。細部にわたる調整が、RB22の空力パッケージ全体の効率向上を狙っている。
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