レッドブル・ホンダF1特集:世界中にF1の興奮を届けるショーラン
F1アメリカGPに先立ちテキサス州ダラスの公道で行われたライブデモでは、RB7に乗ったセルジオ・ペレスが地元の人々を大いに楽しませた。世界各地にF1マシンの興奮を届けるレッドブルのイベントの裏側に迫る。
世界のどこかでレッドブル・レーシング・ホンダのエンジンに火が入らない週は1年を通じてわずかしかない。
F1のレースカレンダーやテストスケジュールは過密だが、たとえレースが行われていないときも、どこかでレッドブル・レーシング・ホンダのショーカーが稼働している可能性は高い。
ミルトン・キーンズのファクトリーに併設されたMK-7には歴代F1マシン群が傷ひとつない状態で展示されているが、その中でも自慢の存在と言えるのがライブデモ用マシンだ。これらは世界中どこに赴いても走行できるよう最高の状態に保たれている。他のF1チームが向かうことができないような場所に赴くときも多い。
この「世界中どこにでも赴く」が重要だ。F1は世界各地でレースが開催されるグローバルスポーツだが、年間に訪れることができるのはわずか20カ国ほどで、F1マシンが走る姿を実際に見るチャンスを得られない人は多い。また、TVでのレース観戦がどれほど素晴らしくても、生で見るF1マシンは完全な別物だ。
レッドブル・レーシングのライブデモ(別名:ショーラン)は、この穴を埋めることが目的だ。南アフリカのケープタウンからボリビアのラパスまで、レッドブル・レーシングは世界中のストリートへF1マシンを運び、現地に住む誰もが無料でF1マシンのマジックを目撃できる機会を設けている。
レッドブル・レーシングのショーカーが、新規GPの開催(あるいはGPの復活)が予定されているロケーションをしばしば訪れているのは偶然ではない。ザントフールトやメキシコシティ、ニュージャージー、ベトナムでのライブデモイベントにはF1をプロモーションする目的もあるが、現地の下見という目的もある。
とはいえ、新規開催地の "サーキット" の下見はそれほど重要ではない。重要なのは "ロジスティックス" の下見だ。その国へマシンをスムーズに持ち込めるだろうか? チームクルーの必要申請書類にはどのようなものがあるのか? メディアはF1を歓迎しているか? このような確認作業を行なっているチームはレッドブル・レーシングだけではないとはいえ、我々は大半の他チームより頻繁に行なっている。
尚、我々のライブデモチームはいくつかの素晴らしい実績を残しており、ライブデモでは、無重力空間でのピットストップ作業、世界で最も標高が高い公道と最も標高が低い公道でのF1マシン走行、キッツビュールのスキースロープでのF1マシン走行などが記録されている。そのため、表面上は華麗なプロモーションだが、F1マシンのポテンシャル確認の意味もあるのではないかと考えている人もいる。
また、ライブデモチームは次に向かう場所を明らかにしないが、レースウィークエンド中に見慣れないパーツ群を揃えてマシンを整備している姿が確認されており、「なぜこれほど冷却機能を追加する必要がある?」「これほどまでに車高を上げている理由は?」「これらのフィルターの意味は? 砂嵐の中で走行させるつもりなのか?」などの憶測を呼んでいる。
ショーカーとは?
ライブデモ / ショーランを走るショーカーは1台だけではなく、複数台存在する。レッドブル・レーシングでは過去17年分のF1マシンをプラスティックカバーに包んでラックに保管(MK-7で展示されていない場合)しており、条件さえ整えばどのF1マシンもショーカーとして使用できるが、通常のイベントではRB7とRB8が選ばれている。
では、なぜRB7とRB8がライブデモ用マシンに選ばれているのだろうか? これらのマシンはそれぞれダブルチャンピオンを獲得しているため、登場時に特別感を加えてくれる上に、現行F1マシンに近いリバリーを違和感なく纏わせられる現代性も備えている。また、2014シーズン以降のハイブリッド・パワーユニットよりも複雑な要素がはるかに少ない旧世代V8エンジンを搭載しているという簡便さもある。
さらに、自然吸気V8エンジンのサウンドは極めて迫力があり、強い印象を残しやすく、ライブデモチームの多くがレースチーム在籍時にRB7とRB8を整備してきたという利便性もいくらかある(詳しくは後述)。必ずしも絶対ではないが、原則として、サーキットでの高速走行ではRB7が、市街地の公道での低速なデモンストレーション走行ではRB8が使用される。
ショーカーは現役時のままなのか?
答えはひとまず「イエス」としておくが、100%ではない。
ショーカーはどれも実戦投入済みの本物のF1マシンで、その大半がレース優勝を飾った経歴を持つ。実際にライブデモへ足を運び、クルーのひとりを捕まえてシャシーの来歴を訊ねてみれば、そのシャシー固有の歴史を教えてもらえるはずだ。
このようなショーカーは、コンポジットや品質検査、ギアボックスなどの各部門がそれぞれの責務を万全に果たしながら、現役当時と同じ基準に沿ってファクトリーで整備されている。GPであろうが、デモランであろうが、求められる安全条件は同じだからだ。
現役当時との違いは実用性にある。ショーカーに最後の1割のパフォーマンスを絞り出すための負荷がかけられることはない。また、ショーカーは純正度が最重要視されるヒストリックカーとも異なる。ショーカーとは、信頼性の高い走行が可能で、数千人ときに数万人の観客に満足度の高いショーを見せ、走行前にトラブルが起きて子供たちを落胆させないようにデザインされたデモンストレーション専用マシンだ。
したがって、ライブデモではKERSのようなテクノロジーはまったく意味がない。ただし冷却機能の追加は別で、340km/hでの直線走行時ほどの空気流入量がなくても問題なく走行できるように、ラジエーター前に電動ファンが設置されるときがある。この設置は重量増に繋がるのだが、その代わりに、ショーカーはレース仕様のマシンならわずか5分以内にコンロッドが溶けてしまうドーナッツやバーンアウト、その他ファンを喜ばせるデモンストレーションを披露できるようになる。
無重力ピットストップで使用したRB1に触れておくと、このチャレンジではタイヤ交換中のマシンが空中で回転できるようにすることが必要だった。前例がなく、Ilyushin II-79MDK宇宙飛行士練習機の内壁とF1マシンが接触することが予想されたため、多少の接触ならものともしない強化されたF1マシンを持ち込むことが最善策とされた(RB1は他のマシンよりも全幅が若干狭く、この特徴も無重力下での作業の助けになった)。
マーケティングに留まらないアドバンテージ
かなりの規模で印象的なライブデモを行っているレッドブル・レーシングにはマーケティング以外の目的があるのではないかと見る向きもある。ライブデモの開催には実戦に活かせるアドバンテージもいくらか存在するが、それは世間が考えているようなものではない。
そもそもライブデモは研究開発には役立たない。現行タイヤをショーカーに履かせて走らせることはできず、現行開発パーツと疑わしきアイテムやパーツが装着されることもない。F1はこのような試みを防ぐための規則を数多く設けているのだ。しかし、だからといってレースチームにとってショーカーの存在価値がないわけではない。
実は、第一目的ではないが、ライブデモにはレースチームが必要に応じてサーキットに召集できるバックアップメカニックを帯同させることができる。遠い昔はテストチームがこの役を担っていた。彼らは新人メカニックを訓練し、昇格に応じて責任を増やしながら、レースチームのクルーの怪我や病気、その他の様々な変動要素に対応できるバックアップグループを形成していた。
しかし、十数年前にテストが事実上禁止されてテストチームを用意する必要がなくなったため、現在のレースチームは人員不足時にマシンビルドチームをファクトリーから召集することが許されている。しかし、ライブデモチームの召集も許されているのだ。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されてきたアメリカGPは、ライブデモチームがレースチームの回復に役立っていることを示す好例だ。
2019シーズンはメキシコGPの翌週にアメリカGPが開催された。フライアウェイの2週連続レース、特に2戦目は常に過酷だが、2019シーズンは例年以上に過酷だった。メキシコGPでピットレーンが悪質な食中毒や下痢に襲われ、どのチームのクルーも疲弊しきっていた。
その中で、レース後の撤収作業が日曜日深夜まで長引いたレッドブル・レーシングは、早朝にオースティン行きのフライトに乗り、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでF1マシンを受け取って分解・検査作業を開始しなければならなかったため、限界近くまで追い込まれていた。フライアウェイレースでは、次のレースに向けたマシンの準備に丸5日かかる。しかも、長いシーズンの終盤戦に突入していた上に、パドックの大半が体調を崩していたため、チームのムードは沈んでいた。
丁度その頃、チャンピオン獲得経験を持つ熟練のベテランたちが多く在籍するレッドブル・レーシングのライブデモチームがロサンゼルスでのプロモーションイベントを終えていた。そこで彼らがサーキット・オブ・ジ・アメリカズへ向かい、ガレージの夜間シフトを引き継いで2週連続レースの2戦目に向けてマシンを準備することになった。
月曜日から水曜日まではカーフュー(夜間の作業禁止時間)が設定されていないため、他のチームでは疲れ切ったクルーたちが1日18時間作業していたが、レッドブル・レーシングのレースチームは、ライブデモチームのおかげで少なくとも3日間は十分な睡眠を取れた。そして迎えた日曜日、チームは2台揃ってノートラブルで完走させて、最速ピットストップ1位と2位を独占した。この結果には多くの要因が絡んでいるが、「ガレージクルーが十分に休息を取れる環境作り」は見落とすべきものではない。
とはいえ、このような例は副次的なアドバンテージだ。何よりもまず、ショーカーはできるだけ多くの人が本物のF1マシンを間近で見られるようにするために存在する。ライブデモは一生忘れられない貴重な体験だ。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1
世界のどこかでレッドブル・レーシング・ホンダのエンジンに火が入らない週は1年を通じてわずかしかない。
F1のレースカレンダーやテストスケジュールは過密だが、たとえレースが行われていないときも、どこかでレッドブル・レーシング・ホンダのショーカーが稼働している可能性は高い。
ミルトン・キーンズのファクトリーに併設されたMK-7には歴代F1マシン群が傷ひとつない状態で展示されているが、その中でも自慢の存在と言えるのがライブデモ用マシンだ。これらは世界中どこに赴いても走行できるよう最高の状態に保たれている。他のF1チームが向かうことができないような場所に赴くときも多い。
この「世界中どこにでも赴く」が重要だ。F1は世界各地でレースが開催されるグローバルスポーツだが、年間に訪れることができるのはわずか20カ国ほどで、F1マシンが走る姿を実際に見るチャンスを得られない人は多い。また、TVでのレース観戦がどれほど素晴らしくても、生で見るF1マシンは完全な別物だ。
レッドブル・レーシングのライブデモ(別名:ショーラン)は、この穴を埋めることが目的だ。南アフリカのケープタウンからボリビアのラパスまで、レッドブル・レーシングは世界中のストリートへF1マシンを運び、現地に住む誰もが無料でF1マシンのマジックを目撃できる機会を設けている。
レッドブル・レーシングのショーカーが、新規GPの開催(あるいはGPの復活)が予定されているロケーションをしばしば訪れているのは偶然ではない。ザントフールトやメキシコシティ、ニュージャージー、ベトナムでのライブデモイベントにはF1をプロモーションする目的もあるが、現地の下見という目的もある。
とはいえ、新規開催地の "サーキット" の下見はそれほど重要ではない。重要なのは "ロジスティックス" の下見だ。その国へマシンをスムーズに持ち込めるだろうか? チームクルーの必要申請書類にはどのようなものがあるのか? メディアはF1を歓迎しているか? このような確認作業を行なっているチームはレッドブル・レーシングだけではないとはいえ、我々は大半の他チームより頻繁に行なっている。
尚、我々のライブデモチームはいくつかの素晴らしい実績を残しており、ライブデモでは、無重力空間でのピットストップ作業、世界で最も標高が高い公道と最も標高が低い公道でのF1マシン走行、キッツビュールのスキースロープでのF1マシン走行などが記録されている。そのため、表面上は華麗なプロモーションだが、F1マシンのポテンシャル確認の意味もあるのではないかと考えている人もいる。
また、ライブデモチームは次に向かう場所を明らかにしないが、レースウィークエンド中に見慣れないパーツ群を揃えてマシンを整備している姿が確認されており、「なぜこれほど冷却機能を追加する必要がある?」「これほどまでに車高を上げている理由は?」「これらのフィルターの意味は? 砂嵐の中で走行させるつもりなのか?」などの憶測を呼んでいる。
ショーカーとは?
ライブデモ / ショーランを走るショーカーは1台だけではなく、複数台存在する。レッドブル・レーシングでは過去17年分のF1マシンをプラスティックカバーに包んでラックに保管(MK-7で展示されていない場合)しており、条件さえ整えばどのF1マシンもショーカーとして使用できるが、通常のイベントではRB7とRB8が選ばれている。
では、なぜRB7とRB8がライブデモ用マシンに選ばれているのだろうか? これらのマシンはそれぞれダブルチャンピオンを獲得しているため、登場時に特別感を加えてくれる上に、現行F1マシンに近いリバリーを違和感なく纏わせられる現代性も備えている。また、2014シーズン以降のハイブリッド・パワーユニットよりも複雑な要素がはるかに少ない旧世代V8エンジンを搭載しているという簡便さもある。
さらに、自然吸気V8エンジンのサウンドは極めて迫力があり、強い印象を残しやすく、ライブデモチームの多くがレースチーム在籍時にRB7とRB8を整備してきたという利便性もいくらかある(詳しくは後述)。必ずしも絶対ではないが、原則として、サーキットでの高速走行ではRB7が、市街地の公道での低速なデモンストレーション走行ではRB8が使用される。
ショーカーは現役時のままなのか?
答えはひとまず「イエス」としておくが、100%ではない。
ショーカーはどれも実戦投入済みの本物のF1マシンで、その大半がレース優勝を飾った経歴を持つ。実際にライブデモへ足を運び、クルーのひとりを捕まえてシャシーの来歴を訊ねてみれば、そのシャシー固有の歴史を教えてもらえるはずだ。
このようなショーカーは、コンポジットや品質検査、ギアボックスなどの各部門がそれぞれの責務を万全に果たしながら、現役当時と同じ基準に沿ってファクトリーで整備されている。GPであろうが、デモランであろうが、求められる安全条件は同じだからだ。
現役当時との違いは実用性にある。ショーカーに最後の1割のパフォーマンスを絞り出すための負荷がかけられることはない。また、ショーカーは純正度が最重要視されるヒストリックカーとも異なる。ショーカーとは、信頼性の高い走行が可能で、数千人ときに数万人の観客に満足度の高いショーを見せ、走行前にトラブルが起きて子供たちを落胆させないようにデザインされたデモンストレーション専用マシンだ。
したがって、ライブデモではKERSのようなテクノロジーはまったく意味がない。ただし冷却機能の追加は別で、340km/hでの直線走行時ほどの空気流入量がなくても問題なく走行できるように、ラジエーター前に電動ファンが設置されるときがある。この設置は重量増に繋がるのだが、その代わりに、ショーカーはレース仕様のマシンならわずか5分以内にコンロッドが溶けてしまうドーナッツやバーンアウト、その他ファンを喜ばせるデモンストレーションを披露できるようになる。
無重力ピットストップで使用したRB1に触れておくと、このチャレンジではタイヤ交換中のマシンが空中で回転できるようにすることが必要だった。前例がなく、Ilyushin II-79MDK宇宙飛行士練習機の内壁とF1マシンが接触することが予想されたため、多少の接触ならものともしない強化されたF1マシンを持ち込むことが最善策とされた(RB1は他のマシンよりも全幅が若干狭く、この特徴も無重力下での作業の助けになった)。
マーケティングに留まらないアドバンテージ
かなりの規模で印象的なライブデモを行っているレッドブル・レーシングにはマーケティング以外の目的があるのではないかと見る向きもある。ライブデモの開催には実戦に活かせるアドバンテージもいくらか存在するが、それは世間が考えているようなものではない。
そもそもライブデモは研究開発には役立たない。現行タイヤをショーカーに履かせて走らせることはできず、現行開発パーツと疑わしきアイテムやパーツが装着されることもない。F1はこのような試みを防ぐための規則を数多く設けているのだ。しかし、だからといってレースチームにとってショーカーの存在価値がないわけではない。
実は、第一目的ではないが、ライブデモにはレースチームが必要に応じてサーキットに召集できるバックアップメカニックを帯同させることができる。遠い昔はテストチームがこの役を担っていた。彼らは新人メカニックを訓練し、昇格に応じて責任を増やしながら、レースチームのクルーの怪我や病気、その他の様々な変動要素に対応できるバックアップグループを形成していた。
しかし、十数年前にテストが事実上禁止されてテストチームを用意する必要がなくなったため、現在のレースチームは人員不足時にマシンビルドチームをファクトリーから召集することが許されている。しかし、ライブデモチームの召集も許されているのだ。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されてきたアメリカGPは、ライブデモチームがレースチームの回復に役立っていることを示す好例だ。
2019シーズンはメキシコGPの翌週にアメリカGPが開催された。フライアウェイの2週連続レース、特に2戦目は常に過酷だが、2019シーズンは例年以上に過酷だった。メキシコGPでピットレーンが悪質な食中毒や下痢に襲われ、どのチームのクルーも疲弊しきっていた。
その中で、レース後の撤収作業が日曜日深夜まで長引いたレッドブル・レーシングは、早朝にオースティン行きのフライトに乗り、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでF1マシンを受け取って分解・検査作業を開始しなければならなかったため、限界近くまで追い込まれていた。フライアウェイレースでは、次のレースに向けたマシンの準備に丸5日かかる。しかも、長いシーズンの終盤戦に突入していた上に、パドックの大半が体調を崩していたため、チームのムードは沈んでいた。
丁度その頃、チャンピオン獲得経験を持つ熟練のベテランたちが多く在籍するレッドブル・レーシングのライブデモチームがロサンゼルスでのプロモーションイベントを終えていた。そこで彼らがサーキット・オブ・ジ・アメリカズへ向かい、ガレージの夜間シフトを引き継いで2週連続レースの2戦目に向けてマシンを準備することになった。
月曜日から水曜日まではカーフュー(夜間の作業禁止時間)が設定されていないため、他のチームでは疲れ切ったクルーたちが1日18時間作業していたが、レッドブル・レーシングのレースチームは、ライブデモチームのおかげで少なくとも3日間は十分な睡眠を取れた。そして迎えた日曜日、チームは2台揃ってノートラブルで完走させて、最速ピットストップ1位と2位を独占した。この結果には多くの要因が絡んでいるが、「ガレージクルーが十分に休息を取れる環境作り」は見落とすべきものではない。
とはいえ、このような例は副次的なアドバンテージだ。何よりもまず、ショーカーはできるだけ多くの人が本物のF1マシンを間近で見られるようにするために存在する。ライブデモは一生忘れられない貴重な体験だ。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1