レッドブルF1育成のリアム・ローソン 「もうDTMには参戦したくない」
レッドブルF1の育成ドライバーであるリアム・ローソンは、先週末に物議を醸す接触事故でチャンピオンシップを逃したDTM(ドイツツーリングカー選手権)にはもう留まりたくはないと語る。

リアム・ローソンは、日曜日のノリスリンクでの最終戦で、チャンピオンシップのライバルであるケルビン・ファン・デル・リンデによって引き起こされたオープニングラップの衝突の無実の犠牲者になり、ルーキーシーズンにDTMタイトルを獲得するチャンスを潰された。

接触によってサスペンションに深刻なダメージを受けたリアム・ローソンは、フィールドの後方で周回遅れとなり、マキシミリアン・ゴッツがメルセデスからのチームオーダーの助けを借りて3ポイント差でタイトルを奪うのを見ているしかなかった。

レース直後、リアム・ローソンは、ファン・デル・リンデを激しく非難し、最終ラウンドで2回お自分に衝突した彼を「馬鹿」および「自分がレースをしたなかで最も汚いドライバー」と非難した。

水曜日に、ケルビン・ファン・デル・リンデは、インシデントについてリアム・ローソンに謝罪したことをソーシャルメディアで明かしている。

週末を振り、リアム・ローソンはDTMでのルーキーキャンペーンを完全に楽しんだが、ノリスリンクでのイベントは、チャンピオンシップでのレースの質について口に酸っぱい味を残したと科tる。

「2つの別々のインシデントだった」とリアム・ローソンは語った。

「結局、最後の数周はチームゲームになったけど、ターン1でのインシデントは僕にとって週末全体でもっとも苛立たしい部分だった。最初のレースでもまったく同じことが起こったし、人々は自分の過ちから学ぶものだと思っているからね」

「だから、実際に最初のコーナーにたどり着いて、レースをするチャンスを潰されたのは、本当に精神的に打ちのめされた」

「でも、将来的には、それは僕が望むものではないし、僕が望むチャンピオンシップでも、週末の終わり方でもない。シーズンはとても楽しかった。DTMキャンペーンとして本当に楽しかったでし、心からそれを楽しんだ。僕が慣れているものとは多くの点で大きく異なる」

「ある意味、このチームと一緒に仕事をしたいと思ったし、もうジュニアのようには感じなかった。もう少しプロのように扱われていると感じた。その面は素晴らしかっただ」

「本当に楽しかった。シーズン全体が素晴らしかったし、チーム全体を本当に誇りに思っている。でも、シーズンの終わり方は、僕が期待したり、見たりしたものではないし、将来的に参加したいと思っているものでもなかった」

レッドブルは2022年にDTMで継続するかどうかをまだ発表していないが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、リアム・ローソンが来年シリーズに残ることを決定した場合、現在のチームにはならないことを明らかにしている。

「来年、DTMは彼にとっては終わりだ」とヘルムート・マルコは  Motorsport-Total.com に語った。

「来年、リアムはF2でフルシーズンを戦う」

「彼はF1のヤングドライバーテストに参加する。そして、レギュレーションの観点から可能であれば、金曜日のプラクティスに何度かエントリーすることになるだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / DTM(ドイツツーリングカー選手権) / リアム・ローソン