レッドブル・ホンダF1 分析:エンジン出力を抑えて手の内を隠す? / F1バーレーンGP 初日
レッドブル・ホンダF1は、2021年のF1世界選手権の開幕戦F1バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンが初日の両方のセッションでトップタイムを記録する上々のスタートを切った。

F1プレシーズンテストからその兆候は見せていたが、レッドブル・ホンダF1の2021年F1マシン『RB16B』は、昨年マシンが抱えていた突然リアのコントロールを失うようなピーキーなバランス問題を解消しているようだ。

風がそれほど強くなかったとは言え、オンボード映像からもスムーズなステアリング操作と“オン・ザ・レール”感覚で走行していることが見てとれる。また、ホイールスピンや無理なブレーキングもなく、まだ限界まで攻めていないようだ。

マックス・フェルスタッペンの初日の最速タイムの1分30秒847はまだ冬季テストでの最速タイムからほぼ2秒遅れており、昨年の初日のフリー走行よりも1秒以上遅い。それでも、最大のライバルであるメルセデスのルイス・ハミルトンに0.235秒差をつけてスタートできたことは、近年のレッドブル・レーシングにしては合格点と言える。

Auto Motor und Sport の分析によると、ロングランは、レッドブルとメルセデスのどちらも手の内を隠しているようだ。両チームは優勝候補として祭り上げられることを嫌っている。ロングランでのタイム差は0.1秒未満とほぼ同等だ。

メルセデスはレッドブルがホンダのF1エンジンの出力を下げていると考えており、それは姉妹チームのアルファタウリのデータからも示唆されているとしている。だが、それはメルセデスも同じかもしれない。ストレートの最高速度は興味深く、マクラーレンのランド・ノリスから320,3 km / hで優勢で、ルイス・ハミルトンが314,4 km / hと差がある。マックス・フェルスタッペンは311,5 km / h。マクラーレンは、より高いパワーで走行していると思われ、最高速度が日曜日の速度と一致する可能性は低い。

だが、それはメルセデスも同じかもしれない。ストレートの最高速度は興味深く、マクラーレンのランド・ノリスから320,3 km / hで優勢で、ルイス・ハミルトンが314,4 km / hと差がある。マックス・フェルスタッペンは311,5 km / h。マクラーレンは、より高いパワーで走行していると思われ、最高速度が日曜日の速度と一致する可能性は低い。

F1バーレーンGP フリー走行 ロングランデータ
ドライバーチームラップタイムタイヤ周回数
ピエール・ガスリーアルファタウリ1分38秒322 soft10
シャルル・ルクレールフェラーリ1分39秒205 soft11
ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分39秒221 soft16
エステバン・オコンアルピーヌ1分39秒360 soft14
ニキータ・マゼピンハース1分40,807 soft9
     
マックス・フェルスタッペンレッドブル1分37秒509 medium13
ルイス・ハミルトンメルセデス1分37秒549 medium9
セルジオ・ペレスレッドブル1分37秒922 medium13
角田裕毅アルファタウリ1分38秒268 medium10
ダニエル・リカルドマクラーレン1分38秒460 medium11
ランド・ノリスマクラーレン1分38秒463 medium12
バルテリ・ボッタスメルセデス1分38秒555 medium11
カルロス・サインツフェラーリ1分38秒558 medium11
ランス・ストロールアストンマーティン1分38秒816 medium14
フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分39秒072 medium15
セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分39秒087 medium12
ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分39秒744 medium16
     
アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分39秒262 hard14
ミック・シューマッハハース1分40秒546 hard11


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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1バーレーンGP