レッドブルF1のオーナー、セバスチャン・ベッテルの復帰を依頼との報道
レッドブルのオーナーであるディトリッヒ・マテシッツが、セバスチャン・ベッテルを復帰させるようモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコに依頼したと Motorsport-Total.com が報じている。

今シーズン限りでフェラーリF1離脱が決定しているセバスチャン・ベッテルの古巣レッドブルF1への復帰は、レッドブル・リンクのシーズン第2戦の週末に最も議論されている話題となっている。

レッドブルが所有するServus TVの番組に出演したセバスチャン・ベッテルは「過去の経験からチームのことはよく知っている。もちろん、今も多くの人と交流がある。クリスチャン(ホーナー)、ヘルムート(マルコ)、他の人たちともね」とコメント。

レッドブルF1からオファーがあれば受けるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「さっきも言ったように、彼らのクルマは勝てるクルマだ。これも言ったことだけど、僕は戦うためにここにいて、勝つためにここにいる。だから、その答えは、イエスということになるだろう」と答えた。

Motorsport-Total.com は、レッドブルのF1活動に膨大な資金を提供しているディトリッヒ・マテシッツは、過去にタイトルを4連覇したセバスチャン・ベッテルをレッドブルF1に復帰させることを望んでおり、ヘルムート・マルコがそれを依頼されたという具体的な証拠があると報道。

セバスチャン・ベッテルがレッドブルF1に復帰した場合、アレクサンダー・アルボンはアルファタウリ・ホンダに戻り、ダニール・クビアトは再びレッドブル・ファミリーと別れを告げることになるという。

だが、ドイツのメディアによると、セバスチャン・ベッテルと契約することは非常に難しいとも伝えている。アレクサンダー・アルボンのパフォーマンスはマックス・フェルスタッペンのレベルにははるかに及んでいない。しかし、ディトリッヒ・マテシッツは、レッドブルの株式の51%を保有しているタイの創業者一族ユーウィッタヤー家を説得しなければならず、ベッテルはトップドライバーのフェルスタッペンと戦う必要がある。

同記事を執筆したF1ジャーナリストは、ディトリッヒ・マテリシッツは、過去の付き合いを大事にする人物だとし、「ベッテルがあのような形でフェラーリF1から追い出され、素晴らしいユニークなキャリアの後に最悪のシナリオとしてF1に敗者として残らなければならない事実はマテシッツを傷つけるだろう。彼を知っている人々なら、ベッテルにF1との権威ある別れを与えるために彼を連れ戻すことは容易に想像できることだ」と伝えている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / セバスチャン・ベッテル