レッドブルF1代表 「最後に王座を獲得した2013年以降で最高の仕上がり」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームとして最後にタイトルを獲得した2013年以降“最も準備がととのった”状態で2020年シーズンをスタートできると語る。

2020年の最初の2つのレースは、レッドブルのホームトラックであるオーストリアのレッドブル・リンクで行われる。ここでマックス・フェルスタッペンは過去2年間勝利を収めている。一方、王者メルセデスF1は信頼性に苦労したトラックでもある。

マックス・フェルスタッペンは、今年2月のプレシーズンテストで総合2番手タイムを記録し、メルセデスF1のバルテリ・ボッタスのベンチマークに対して0.537秒差でセッションを終えている。だが、ボッタスが最も柔らかいC5タイヤで出したタイムであるのに対し、フェルスタッペンは1段階硬いC4タイムでのタイムであり、RB16のポテンシャルが十分にわからないなかでプログラムは終了した。

「エキサイティングな年になるだろう。激しいシーズンになるだろうね。レースが次々とやってくる」とレッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは英AUTOSPORTS誌の特集記事で語った。

「そして、私にとしては、シーズンに向けて順調に準備が整っていると感じている。おそらく2013年以降で最も仕上がっているかもしれない」

「ハイブリッド時代においてシーズンに向けて我々の最高のオフシーズンであるのは確かだ」

「ホンダとの関係は2年目を迎え、より統合され、今ではチームの大部分を占めるようになった。そして私たちは興奮している。レースにすることに本当に興奮している」

レッドブル・ホンダF1は、先週シルバーストンでのフィルミングデーを利用してアレクサンダー・アルボンがRB16で100kmの走行を完了。主要3チームのなかでは、今週末のF1オーストリアGPに先駆けて唯一020年マシンを走らせている。

メルセデスとフェラーリは、それぞれシルバーストンとムジェロで2年落ちのW09とSF71Hでプライベートテストを実施した。

クリスチャン・ホーナーは、フィルミングデーがレッドブル・ホンダF1と2年目のF1シーズンを開始しているアレクサンダー・アルボンにもたらした利点を概説し、チームはすぐに2秒未満でピットストップ練習を完了したことを明らかにした。

一方、レッドブルは、英国政府が新型コロナウイルス対策として義務付けている14日間の隔離政策を考えて、マックス・フェルスタッペンをテストに参加させないことを決定している。

「チームにとっては、PPEなどの新しい手順を練習するだけでも非常に有用だった」とクリスチャン・ホーナーは語る。

「クモの巣を吹き飛ばすために、ピットストップやいくつかの基礎項目を改めてやれたいのは良いことだった」

「それはアレックスにとっても有益だった。もちろん、彼はまだグランプリレースでの2年目に過ぎないので、マシンで100kmの走ることができたのはかなり助けになった」

「マックスに検疫を受けさせないことをかなり前に決定していた。オーストリアでの数ラップ未満に相当する50kmは、そのメリットを上回るものではなかったためだ」

「それでも、有用なエクササイズだった。マシンが再び走るのを見て、チームが戻ってすぐに2秒未満のピットストップに完了させるのを見るのは良いことだった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1オーストリアGP