レッドブルF1代表、女性ストラテジストのハンナは「働くお母さんの鏡」
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるヘルムート・マルコは、F1ブラジルGPで優勝したマックス・フェルスタッペンの成功の背景には女性ストラテジストのハンナ・シュミッツの功績が大きかったと語る。

表彰台にハンナ・シュミッツが上がったのを見て驚いた人は多く、実際に Sky F1 の解説者を務めるデビッド・クロフトはシャンパンを浴びて歓喜している彼女の名前を挙げられなかった。

しかし、クリスチャン・ホーナーは、彼女の功績を称え、ストラテジストとして彼女が52周目にマックス・フェルスタッペンをピットインさせるという彼女の戦略が勝利に繋がったと語った。

「今日はハンナに感謝している」とクリスチャン・ホーナーは語った「彼女が戦略を提案した。彼女の推奨事項はピットインすることだった」

「大胆なチョイスだった。ハミルトンが反対のことをすることはわかっていた。アグレッシブなチョイスであり、うまくいった」

「コース上でのポジションを譲るのは、とても勇気がいることだ。コース上でオーバーテイクできると確信する必要がある。マックスはすでに1度それをやっていた。そして我々はタイヤを交換することにアドバンテージを感じていた。そして彼は再び(オーバーテイクをすることができた」

クリスチャン・ホーナーは、ハンナ・シュミッツは昨年出産して産休を取り、復職後は長時間自ら運転して通勤するなど頑張っていると称賛する。

「ハンナは数年にわたって、戦略チームに参加してきた。昨年産休を取得し、産休を終えてフルタイムでの仕事に復帰した。彼女は働くお母さんで、とんでもない時間を運転して仕事に通い、全力を尽くしてくれている。彼女には仕事に対するコミットメントと情熱がある。私はそれを素晴らしいことだと思っている」

「彼女今日、戦略決断を行なった。彼女がトロフィーを受け取ることで彼女に報いるのが正しいと感じ、彼女を表彰台に送りだした。彼女は世界中の働くお母さんにとって素晴らしい刺激になると思う。彼女はチームの重要なメンバーだ」

「ハンナ、よくやった!」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ブラジルGP