F1 レッドブル・ホンダ
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1スペインGPの初日に両方のドライバーがまだアップデートを投入したRB15のバランスに苦しんでいると語る。

他チームと同様にバルセロナに空力アップデートを持ち込んだレッドブル・ホンダだが、スペック1エンジンで開始したフリー走行1回目にマックス・フェルスタッペンのオイル漏れが発生。チームはFP2にむけてフェルスタッペンのマシンのエンジンをスペック2に交換したが、問題はそれだけではなかったようだ。

「現時点で重要なのはクルマの適切なバランスを見つけることだ。両方のドライバーがまだバランスに問題を抱えており、今夜その問題を解決しなければならない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

マックス・フェルスタッペンは、フリー走行2回目の5番手タイムで終えたが、トップのメルセデスからは0.751秒の差がついており、特にソフトタイヤでスピードを見い出すことに苦労している。

「メルセデスは非常に強くみえる。タイヤに適切な量のエネルギーをかけることが重要だ。去年はそこがメルセデスの弱点だったが、彼はその部分で非常に強いように思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「第3セクターを見れば、我々は低速な部分で非常に優れているように見える」

マックス・フェルスタッペンは「1回目のプラクティスでは少し走行を逃してしまい、2回目のセッションにむけて少し劣勢に立たされてしまった」とコメント。

「やるべきことがまだいくつかあるのは明らかだ。今夜は、新しいパーツを分析し、明日にむけてポジティブな部分を確認していく。アップデートはいい感じだし、機能しているのは確かだけど、このトラックではダウンフォースレベルも見極めていく必要がある」

スペック1エンジンで初日を走行したピエール・ガスリーは、メルセデスから0.954秒差の7番手だった。マシンの感触はいいと語るガスリーだが、レッドブル・ホンダがメルセデスとフェラーリに近づいたかどうかは確信を持てていないと語る。

「全体的なグリップという点で常にもっと多くを望んでいる。僕たちは一歩を踏み出したと思うけど、メルセデスとフェラーリもかなり大きな一歩を踏み出していた」とピエール・ガスリーはコメント。

「今夜分析する必要がある。僕たちはフェラーリと比較して主にセクター1でかなりの負けをしていると思うし、明日にむけて失っている部分を分析して改善していきたい。明日にむけてパフォーマンスをさらに高めるための答えが見つかると確信している」

「今日もクルマの感触は良かった。改善できることは常にあるし、自分のドライビングスタイングをもう少しクルマに合わせようとしている。セットアップもゆっくりと合ってきているし、エンジニアとチーム全体で必要な方向性いを見つけているところだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1スペインGP