F1 レッドブル ダニエル・リカルド
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ダニエル・リカルドのレッドブル離脱とルノー移籍の舞台裏を明かした。

最近、ダニエル・リカルドは、バルテリ・ボッタスが昨シーズン限りでメルセデスを離れることについてヘルムート・マルコと賭けをしていたことを笑い話としてNetflixのドキュメンターで明かしている。

しかし、ヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドはメルセデスに移籍できるものだと考えていたことを明かした。

「夏に彼がフェラーリもしくはメルセデスに移籍するか、もしくはレッドブルに残るかを決断するというストーリーになるはずだった。彼がイメージしていたものとは非常に異なるストーリーになったし、Netflixの人々が望んでいたものとも非常に異なるものになった」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total にコメント。

ダニエル・リカルドは、メルセデスがバルテリ・ボッタスの将来について決定するのを待っており、ボッタスがチームを離脱することを信じていた。

「彼と賭けをしていた。ありがたいことにバッタスはメルセデスに残留した。リカルドはそうなるとは信じていなかったはずだ」とヘルムート・マルコはコメント。

「彼と賭けをしたとき、私はすでに自分が話していることについて知っていたよ!」

「私にとってすべては順調に見えていた。我々はオファーを改善し、オーストラリアからのパーソナルスポンサーを含め、彼が改善が必要だと閑雅ている全てを話し合った。比較的長い会話だった」

「その後、彼は1週間にわたってマテシッツと会議をし、そこで彼もだいたい残留することを示唆していた。だが、契約は準備されていたが、サインはされなかった。彼は言い訳を考えていた・・・いつも他の何かをね」

レッドブルはダニエル・リカルドが契約にサインしてくれるのを待っていた。

「彼はハンガリーでサインすると言ったが、ハンガリーでもサインはしなかった。ブダペストでのテストの後、もはやうまくいかないだろうとすでにわかっていた。スルバーストーン以降、全ての情報は彼の弁護士を通じてやり取りされていた」とヘルムート・マルコは明かす。

「フェラーリとメルセデスとのドアが閉ざされ、我々に関してはバクー以降、2人のドライバーの間に緊張関係があった。表ざたにはならなかったがね」

「彼は我々と10年を過ごしていたし、何も心配しなくてもいい構造を常に望んでいた。我々はそれを彼に与えようとしていたが、何らかの理由で彼は異なることを望んだ」

ダニエル・リカルド自身、ルノーは昨年序盤にはレーダーにはなかったと認めている。

「シーズン序盤には多くのオプションがあると考えていた。当時は本当にそう思っていた」とダニエル・リカルドは語る。

「最終的に考えていたよりも少なかった。僕はヘルムートとの舌戦に巻き込まれたくない。ヘルムートのことが好きだからね」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニエル・リカルド