RB6について語るニューウェイ
レッドブルのエイドリアン・ニューウェイは、比較的控え目なルール変更となる来シーズン、レッドブル RB6のデザインは今季のような急進的なものにはならないだろうと語る。

テクニカルレギュレーションが大幅に変更となった今年、エイドリアン・ニューウェイがデザインしたRB5は、高いU字方のノーズやプロロッド式のサスペンションを採用するなどパドックに多くの驚きを与えた。

しかし、2010年の主な規約変更はレース中の給油禁止だけであるため、RB6は革新的というよりはむしろ進化型になるだろうとニューウェイは予想する。

「給油の禁止により、我々は既存の燃料タンクのほぼ2倍のサイズを統合させなければならないので、主な挑戦はパッケージングになる」

「RB6は急進的な試みというより、むしろ進化型のデザインになるだろう」

「現在RB6の開発は、まずはモノコックとギアボックス周りを先行して行っている。現時点は調査段階であり、RB5の開発を続けている。維持することと可能な限り効率的にリソースを使うことのバランスをとるのは常に難しい」

エイドリアン・ニューウェイは、2009年の規約変更のあと、来シーズンはデザイナーとして拍子抜けになるだろうと認めるが、それでも新車の概念化という創造的なプロセスを楽しんでいると主張する。

「ある意味ではそうだ。変動のないレギュレーションは、ピットレーンのデザインが収束し、お互いに進化する。新たな思考の機会を与えてくれるので、大幅なレギュレーション変更に挑戦する方が好きだね」

「マシンの特性が規定されたときは、様々な方法でマシンの最初の創造を楽しんでいるよ」

関連:
レッドブル RB6を発表 - 2010年2月10日
レッドブル RB6 (主要諸元)

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング