F1 レッドブル・レーシング ダニエル・リカルド 2018年のF1世界選手権
レッドブル・レーシングは、2018年のF1合同テスト初日に全チームで最多となる105周を走行。ダニエル・リカルドが全体のトップタイムを記録し、新シーズンの好スタートを切った。

レッドブル・レーシングは26日(月)、2018年のF1世界選手権を戦う正式カラーリングが施された新車『RB14』でテストを開始。気温・路面温度ともに10℃前後の気温の低いコンディションの午前中に1分20秒179というこの日の最速タイムをマークした。

午後からは小雨が降り、終了間際にはフルウェットタイヤを装着するコンディションとなったが、大きなトラブルに見舞われることなく、全チームのなかで最多となる105周を走り込んだ。

例年、レッドブルはプレシーズンテストぎりぎりまでマシン開発を行い、新車の発表はテスト初日にサーキットで行ってきた。

しかし、昨年はシーズン開幕時に風洞との相関関係に問題が発生して出遅れることになり、2018年F1マシン『RB14』はこれまでよりも早くに完成させ、19日(月)には全チームのなかで最初にフィルミングデーを利用してシェイクダウンを実施。テストにむけて万全の準備を整えてきた。

初日の走行を終えたダニエル・リカルドは「今日は・・・寒かったね! でも、それ以外は良い感じだった」とコメント。

ドライだった午前中はすべて問題なかったけど、午後はコンディションが本当にトリッキーだった。このような気温ではタイヤに何をしても機能させるのが難しいし、特に路面も再舗装されていかたらね。路面温度があるときはいい感じだけど、冷えてしまうとグリップがまったくない! それでも、良い1日だったし、100周以上を走り込めた。確か、1回のランで35周は走れたと思う」

「信頼性はしっかりしているし、みんなを称えたい。パフォーマンス? まぁ、タイムシートトップに自分の名前があるのは嬉しいことだけど、温度が2℃では何も学べることはないね!」

レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンは「我々にとっては良いテストのスタートになった」とコメント。

「今年は予定よりも早くマシンを仕上げたことが確実に役立っている。先週のフィルミングデーが期日だったので、それまでにエンジンを点火させて、走行できるようにしなければならなかった。そのデッドラインの価値が今日の作業で示されたと思う」

「プレシーズン初日に最も多くの周回数を走るなんて久々だ。この冬に自分たちが取り組んだ変化のが検証された。素晴らしい初日だった。多くのラップを走り、信頼性も優れている。これ以上に望むものはない。まだ初日であり、何も保証されるものはないが、全体的に自分たちが成し遂げたことにはとても満足している」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング