エイドリアン・ニューウェイ
エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルのライバルが2016年にエンジンを提供するのを恐れたと訴え、F1撤退の危険性が本当にあると警告した。

「我々はF1から追い出される可能性がある。メルセデスとフェラーリは、恐れから我々に供給するのを拒否した」とエイドリアン・ニューウェイは Reuters にコメント。

レッドブルは、エイドリアン・ニューウェイがデザインしたマシンで、2010年から2013年までセバスチャン・ベッテルとともにルノーエンジンでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両タイトルを4連覇した。

しかし、エイドリアン・ニューウェイは「残念ながら、ルノーと我々の関係はかなり末期だ。あまりに結婚がうまくいかなくなった。我々にはエンジンがない」とコメント。

「改善が必要だが、それを達成するための明らかな方向性がなかった」と語るエイドリアン・ニューウェイは、ルノーがエンジンの改善と外部から専門家の援助を持ち込もうとしたレッドブルの試みをはねつけたと付け加えた。

「レッドブルは、数を合わせるためだけのポジションにいるべきではない」

姉妹チームのトロ・ロッソは、規約が許すならば、来年フェラーリの2015年エンジンを走らせることで契約できると確信しているが、レッドブルは、バーニー・エクレストンの保証にも関わらず、合意から程遠いように見える。

バーニー・エクレストンは「フェラーリとメルセデスの両方の立場は理解できると思う。彼らが自分たちと同じ種類のエンジンをレッドブルに与えれば、彼らはエンジンを供給している人々を際立たせるだろう」

「彼らにやめて欲しくない。正直、エンジンサプライヤーは、彼らにとっては問題はないと思う」

また、エイドリアン・ニューウェイは、事実上、フェラーリとメルセデスの2社独占を確立させてしまったFIAを非難。マクラーレンさえ、ホンダのエンジンをレッドブルが使用することを拒否する可能性があると付け加えた。

「規約の範囲内で、エンジンに現在のようなパフォーマンス格差が少なくなるようにバランスをとることはできると思うが、FIAにそうする気はない」

「我々は全てのチームが似たようなパフォーマンスのエンジンにアクセスできるポジションに戻る必要がある。数%の遅れはOKだが、10%の遅れはあまりに大きなギャップだ」

「エンジンアとしては、チームが独創性と創造性を駆使して利益を得られるようにシャシー規約をより柔軟性にしてほしい」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング