ランド・ノリス、2026年F1初テスト「マクラーレンで“1”を見るのはシュール」
マクラーレンは、2026年F1シーズンに向けた非公開バルセロナ・シェイクダウンで新車MCL40を初めてコースに送り出した。ステアリングを握ったのは、2025年のワールドチャンピオンであるランド・ノリスだ。

マクラーレンはバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで行われている5日間の非公開シェイクダウンのうち、3日目となる水曜日から走行を開始した。

各チームは最大3日間の走行が許可されており、コンストラクターズチャンピオンのマクラーレンも、許可された走行距離を消化する計画を順調に進めている。

この日はノリスが走行を担当し、冷え込んだ路面コンディションの中で77周を走破した。マシンはブラックとグレーを基調としたテスト用リバリーをまとい、これまで使用してきた#4ではなく、ワールドチャンピオンの伝統に従って#1を掲げてコースインした。

「#1の数字を自分のマシンで見るのは、いまだにかなりシュールだ」とノリスは語った。

「タイミングモニターでそれを見たときも、本当に信じられない気持ちだった。まだクレイジーな感覚だよ。レーシングスーツやマシン、タイミングスクリーンなど、あらゆる場所でそれを目にするのは今回が初めてで、すごくいい感じだ」

さらにノリスは、新車MCL40がこの日の朝まで完全な形で組み上がっていなかったことも明かした。

「今日が、完全な姿のマシンをみんなが初めて見た日だった。文字どおり今朝まで組み上がっていなかったんだ。それがこうして一体となり、チーム全員の努力が形になるのを見るのは素晴らしいことだ」

この日の走行についてノリスは、パフォーマンスを追うというよりも、新しいマシンを理解することに重点を置いた一日だったと説明した。

「今日は本当に、マシン全体を理解するための初日という感じだった。どう機能するのかを把握して、基本的にはマニュアルを一通り確認するような作業だ。だから生産的な一日ではあったけれど、まずは仕組みを理解して、すべてが正しく動いているかを確かめることが目的だった」

2026年F1レギュレーションの下で設計されたMCL40は、ダウンフォースの低下、アクティブエアロの導入、そして電動エネルギーの比重増大といった大きな変化を特徴としている。ノリスはそのフィーリングについて次のように語った。

「かなり違う。コーナリングスピードという意味では遅くなっている。一方で加速や最高速に関しては、去年よりも速く感じる部分もあって、340km/hや350km/hに到達するのが以前より早い」

「その一方で、バッテリーやパワーユニットの管理など、理解しなければならない要素が増えていて、より複雑で、ただ単に違う世界になっている。何かが変われば、それをどう扱うのがベストなのかを見つけるのには少し時間がかかるものだ」

ランド・ノリス マクラーレン

マクラーレンのテクニカルディレクターであるロブ・マーシャルも、新車の初走行について前向きな手応えを示した。

「今日はクルマはかなりうまく機能していたし、我々としては満足している。嫌なサプライズもなかったし、本当に恐ろしい出来事も起きなかった」とマーシャルは述べた。

「もちろん細かな問題はいくつかあったが、走行の中で順次対処していった」

マーシャルは今回のバルセロナ走行を、あくまでシェイクダウンとして位置づけていることも強調した。

「今週は信頼性を確認し、クルマがきちんと機能すること、そして我々が想定するあらゆる条件で走れることを確かめるのが目的だ。作動範囲全体を探り、細部までテストしている。バーレーンに行ったら、そこでさらにクルマを煮詰めていくつもりだ。ここはとても寒いので、代表的なラップタイムを出すのは明らかに難しい」

マクラーレンは、木曜日にオスカー・ピアストリがMCL40のステアリングを握ることを確認しており、金曜日はノリスとピアストリが走行を分担する見込みだ。

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム