アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
トロ・ロッソの2014年のF1シートを獲得できなかったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタだが、レッドブルはまだダ・コスタを見捨てたわけではないようだ。

レッドブルの育成プログラムのトップだったポルトガル出身のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、レッドブル昇格が決まったダニエル・リカルドの後任としてトロ・ロッソから2014年にF1デビューすると言われ続けてきた。

だが、トロ・ロッソのドライバーには、19歳のGP3ドライバーであるダニール・クビアトが選ばれた。

ダニール・クビアトは、同じレッドブルの育成ドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタやカルロス・サインツJr.に比べて印象深かったかどうかについて疑問がもたれており、クビアトが起用されたのはスポンサーマネーだとの見方もある。

レッドブルのヘルムート・マルコは“パフォーマンス”だけが重要事項だったと主張しつつも「我々はすでに2社のロシア企業が契約している。クビアトは我々に最善のパッケージをもたらしてくれた」と Auto Motor Und Sport に語った。

「彼はプレッシャーに対応できるところを証明した。我々はダ・コスタにはそこが足りなかったと思っている。ジュニアカテゴリーでたじろいでしまっていては、F1でどうやってやっていけると言える?」

「どれほどの才能あるドライバーが、最高峰の舞台で失敗する以前にやられてしまったことかは語ることさえできない。だが、クビアトのカーブはすべて上り調子だ。ダ・コスタはフラット、あるいは下がっていた」

ヘルムート・マルコのこの評価は、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、過去に成功できないまま解雇されたレッドブルのジュニアドライバーたちに加わったようにも聞こえる。

だが、ヘルムート・マルコは「ダ・コスタを見捨てたわけではない。彼はこのファミリーにとどまる。これから彼の今後のプログラムを考えなければならない。まず、彼はレッドブル・レーシングのシミュレーター兼リザーブドライバーを続ける」と明かした。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ