エイドリアン・ニューウェイ
レッドブルの技術代表エイドリアン・ニューウェイは、2012年も改善できるエリアはあると考えている。

レッドブルは2011年、セバスチャン・ベッテルが11勝、15度のポールポジションを獲得してドライバーズタイトルを2連覇。マーク・ウェバーも1勝をあげ、コンストラクターズタイトルでも圧倒的な強さで2連覇を果たした。

2011年シーズンを考えて、ライバル勢はレッドブルが2012年は進歩するのに厳しい時間を過ごすと思っているが、エイドリアン・ニューウェイはさらに進歩を果たせると主張。

またエイドリアン・ニューウェイは、2012年に導入される新しいエキゾースト規制にうまく対処できるチームが強さをみせると考えている。

「我々にできることは、今年の弱点を調査して、それらを改善させることだけだ」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

「我々にはまだ改善できるエリアがあるが、いつものように冬を通しての開発レースになるだろう」

「主にエキゾースト出口の位置とマッピングの制限など、いくつかレギュレーション変更がある。それによってもうエキゾースト効果はほぼゼロと言える」

「なので、誰もが失われたダウンフォースを取り戻すことに取り組んでいるだろうし、ベストなソリューションを見出した者がおそらく来年のウィナーになるだろう」

エイドリアン・ニューウェイは、ライバル勢が来年は反撃に出てくるだろうと考えている。

「わからないが、おそらくそうなるだろう」

「他がどのように考え、取り組んでいるかについてコメントすることはできない」

「私に言えるのは、自分達の見解だけだ。我々は常に主張していたようにやるだけだ。自分の仕事に集中し、冬の間に最高の仕事をして、どこにたどり着くか見てみる」

またエイドリアン・ニューウェイは、プレシーズンテストではフェラーリが非常に強く思えたので、このような傑出したシーズンを過ごせるとは思っていなかったと認めた。

「プレシーズンテストが全てを物語るわけではない。フェラーリは確かに我々の主要なライバルになりそうだったし、マクラーレンはエキゾーストシステムに苦戦していた」

「しかし、彼らは最後のテストと開幕戦の間に我々のものをコピーすることにおいて不愉快なくらいに優れた素早い仕事をした。メルボルンでの彼らのパフォーマンスは予想外だった。その後は、本当に通常の開発レースだった」

「我々にとってうまくいかないサーキットもあった。主に7月〜8月の非常に寒い天候に苦しんだ。だが、そうは言っても、伝統的にここ数年我々が得意としていなかったスパやモンツァのような他のレースで我々は非常に競争力があった」

レッドブルは、2012年F1マシン「RB8」を2月5日にミルトン・キーンズの本部で発表すると報じられている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング