キミ・ライコネン、NASCAR復帰戦は予選27位「F1よりも家族的な雰囲気」
元F1王者のキミ・ライコネンは、ワトキンス・グレン・インターナショナルでNASCAR カップ・シリーズの予選に挑み、27番手で終えた。

昨年12月のアブダブグランプリで20年間のF1キャリアに終止符を打ったキミ・ライコネンにとって、今回のNASCAR カップ・シリーズは、F1引退以来、モータースポーツイベントへの最初の参戦となる。

キミ・ライコネンのトラックハウス・レーシングへのエントリーは、チームの『Project91』イニシアチブの一環として行われる。『Project91』は、91号車のエントリーを国際的なレーシングドライバーに捧げることで、NASCARのリーチを拡大することを目的としている。

練習と予選前のメディア セッションで、キミ・ライコネンは多くの質問に答えた。その中には、19年間参戦したF1とNASCARの雰囲気を比較するよう促されたものも含まれていた。

キミ・ライコネンは、前回のNASCAR出場と比較して「大きく異なる」と述べた。2011年に、ライコネンはカイル ブッシュ モータースポーツからNASCARエクスフィニティ シリーズとNACARトラック・シリーズのレースに出場している。

「気に入った」とキミ・ライコネンは土曜日に語った。

「とてもリラックスしてるす… スケジュールは前回とは少し違うと思う。COVIDの後、多くのスポーツに起こったことだけど、彼らは週末にそれほど多くの日数を費やす必要がないかもしれないと考えた。もちろん、後から考えると、もっとテストやプラクティスを重ねた方がうまくやれただろう」

「でも、そういうものなのだから仕方がない。本当に気に入っている。とてもリラックスした、素敵な家族の雰囲気だ。F1よりも家族的な雰囲気がたくさんあるので、気に入っている」

キミ・ライコネンの家族もレース週末に参加している。

これまでのところ、キミ・ライコネンはNASCARカップ・シリーズのデビュー戦で、プラクティスで20位、予選で27位という結果を残した。

「もちろん、もっと周回数を重ねられれば良かったけどね」とキミ・ライコネンは10周の予選ラップ後に語った。

「多くのポテンシャルがあるように感じた。どのラインをとれたいいか分かっていない。すべてをまとめるには十分なラップがなかった。でも、楽しかったね

「シミュレーターの後に期待していたものとほぼ同じだ。明らかに違いは常にあるけど、正確なデータがシミュレーターに表示されることはない。少なくともトラックは知っていたけど、いくつかの場所でもう少し良くなる必要があったと思う」

2021年シーズンをもってF1から離れたキミ・ライコネンがなぜNASCARカップ・シリーズに参戦するのか疑問に思う人もいるかもしれない。

キミ・ライコネンは、19年間で21回のグランプリ優勝と 103回の表彰台を獲得している。土曜日、デビューに向けた限られた準備期間を考えると、なぜ良いパフォーマンスが得られないリスクを冒すのかと尋ねられた。

「リスクは感じていない。なぜだめなのだろうか?」とキミ・ライコネンは答えた。

「僕に何か失うものがある? NASCARのレースで出来が悪かったり、何らかのレースでも出来が悪くても気にしない。自分のためにやっている。最終結果が良くても悪くても、それは20レースをやったとしても起こり得る。それらはすべてさまざまな理由で悪い可能性がある」

「ネガティブなことは何も見ていない。素晴らしいと思っている。でも、ジャスティン(マークス)とチームがヨーロッパの選手たちにチャンスを与えるためにやっていること…チャンスを掴んで試してみたいと思っているドライバーはたくさんいると思うけど、それは簡単なことではない。将来、より多くのヨーロッパ人を獲得しようとする何らかのチャンスが生まれる可能性がある」

土曜日にプラクティスと予選を終えたキミ・ライコネンは、日曜日のレースに備えて NASCAR のルールに慣れることに集中していると語った。

「その面でばかげたミスを犯さないように願っているし、マシンで何ができるか見てみよう」とキミ・ライコネンは語った。

「どれくらいのところから始めて、どれくらいのところに行きたいかについて少しアイデアがあった。おそらくその中間よりも良いくらいだし、僕たち改善しようとしている」

「楽しみながらベストを尽くしたい」

キミ・ライコネン NASCAR

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / NASCAR