元メルセデスF1代表 「レーシング・ポイント批判はフェアではない」
元メルセデスのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグは、“ピンクメルセデス”として物議を醸しているレーシング・ポイントを批判しているライバルチームは“フェアでない”と語る。

メルセデスの昨年マシンを“コピー”したレーシング・ポイントの新車RP20は、その見た目だけでなく、パフォーマンス面でもオールマイティな特性を引き継いでおり、前戦ハンガリーGPではレッドブル・ホンダよりも戦闘力は高かったとも評価されている。

その一方で、フェラーリは昨年に比べてスピードだけでなく、競争力を失っている。それはエンジンの不正行為疑惑の結果であるとの見方が強いが、今年はフェラーリに代わってレーシング・ポイントのマシンの合法性に疑惑に目が向けられている。

しかし、過去にメルセデスのF1活動を統括していたノルベルト・ハウグは、“ピンクメルセデス”を称賛する一方で、フェラーリは単に秩序を欠いているだけだと指摘する。

「もし、ルイス・ハミルトンが今のフェラーリを運転しても、彼は優勝ドライバーにはなれなかっただろう」とノルベルト・ハウグは Sky Germany に語る。

「(レーシング・ポイントを)去年のメルセデスだと言っている人たちはあまり正々堂々としていない。昨年のメルセデスではないし、FIA(国際自動車連盟)はそれを明らかにするだろう。許可されているメルセデスのすべてのパーツを使い、フェラーリの予算のほんの一部しか使っていない賢いプロジェクトだ」

「褒めたたえられる名誉であり、彼らは巧みにそれをやってのけた。FIAもそれを目にするだろうし、今回は彼らがそれを発表することを期待している。何が悪かったのかまったくわからなかったフェラーリのケースとは違ってね」

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カテゴリー: F1 / レーシングポイント