F1カタールGP 予選:白熱のQ3でピアストリがノリスを逆転 角田裕毅16番手

ルサイル・インターナショナル・サーキットで行われたQ3序盤の走行を終えた段階ではノリスがタイムシートのトップに立っていた。しかし、デブリ回収のための短い中断を挟んだ後、ドライバーズ選手権をリードするノリスは最終アタックのターン2でコースオフし、そのラップを取りやめた。
これによってピアストリにチャンスが生まれ、オーストラリア人ドライバーは1分19秒387を記録。ノリスに対して0.108秒差をつけてみせた。ノリスは日曜決勝で勝利すれば、自身初のF1タイトル獲得が確定する状況にある。
フェルスタッペンはさらに1コンマ強遅れての3番手となり、タイトル争いを最終戦アブダビに持ち込むためにはノリスより前でフィニッシュする必要がある。
トップ10は、メルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリ、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてフェラーリのシャルル・ルクレールによって埋められた。
ニコ・ヒュルケンベルグは今回もわずか0.003秒差でQ3進出を逃し、キック・ザウバーのドライバーはレーシングブルズのリアム・ローソン、ハースのオリー・ベアマン、そしてチームメイトのガブリエル・ボルトレトとともに敗退する形となった。
ブラジル人ドライバーのボルトレトは最終アタックでグラベルに触れてしまい、それが最終的に響く結果になった。また、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンもQ2で敗退しており、彼はピットレーンでのインシデントに関してセッション後も調査対象となっている。
スプリントで今季最高の結果を出した角田裕毅は、その勢いとは対照的に再びQ1敗退となった。レッドブルのドライバーは0.1秒差で突破を逃し、ハースのエステバン・オコン、さらにルイス・ハミルトンとともにQ1で姿を消した。
フェラーリのドライバーは、これで3戦連続で予選のオープニングセグメント敗退となり、日曜の57周のレースを前に、アストンマーティンのランス・ストロールとアルピーヌのフランコ・コラピントも同じくQ1敗退組に名を連ねた。

Q1:全車混雑の中で展開、角田裕毅はまさかの16番手敗退
Q1は序盤から激しい混雑が発生し、アレクサンダー・アルボンとエステバン・オコンの“ピットレーン割り込み”まで起きる荒れた展開となった。
直後にトラックリミット違反が相次ぎ、アルボンは早々にタイム抹消。ウィリアムズ、フェラーリ、アルピーヌなどが次々に新しいソフトを投入するタイヤ戦争となる。
角田裕毅は終盤で一度ハミルトンを突き放したものの、ガブリエル・ボルトレトの改善により再びドロップゾーンに戻され、アタックの余力がなくQ1敗退。
ハミルトン、ストロール、オコン、コラピントも脱落し、多くの実力者が早々に姿を消す波乱の幕開けとなった。
Q2:路面が急激に進化、0.1秒以内に多数がひしめく混戦
Q2では路面のグリップが急上昇し、セクターごとに順位がめまぐるしく入れ替わる状況に。
ピアストリ、ノリス、ラッセル、フェルスタッペン、アロンソらが次々にトップを奪い合い、ハジャーやガスリーも一時最上位に躍り出るほどの接戦となった。
終盤はほぼ全車が新品ソフトを投入。フェルスタッペンがトップに立った直後、ノリスがさらに上回り、ピアストリが追随するという“ミニQ3”状態に突入。
最終的にヒュルケンベルグ、ローソン、ベアマン、ボルトレト、アルボンの5台が脱落となった。
Q3:赤旗を挟む一発勝負、ピアストリがノリスを逆転しPP獲得
Q3はフェルスタッペンが3セット目の新品ソフトで先行し、ノリス、ラッセルが続く形でスタートした。
ノリスはQ2から0.4秒も更新する1分19秒495を叩き出し、ピアストリはわずか0.035秒届かず2番手。フェルスタッペンは4分の1秒差の3番手で、マクラーレン2台には届かない状態だった。
その直後、サインツ車のボディワーク剥離とルクレールのスピンによりQ3は赤旗に。路面が整ったことで、最終盤は一発勝負の緊張感が漂う展開となった。
再開後、ノリスとラッセルはダブルウォームアップを選択するが、ノリスはターン2の小さなミスでアタック順が乱れ、やや不利な流れに。
先にアタックしたピアストリは中盤セクターで強烈な伸びを示し、1分19秒387でノリスのタイムを更新した。
ノリスは最後まで迫ったものの0.108秒届かず、ピアストリがポールポジションを獲得した。
F1 カタールGP 予選 結果・Q3ラップタイム
1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
7.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
10.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
13.オリバー・ベアマン(ハース)
14.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
16.角田裕毅(レッドブル)
17.エステバン・オコン(ハース)
18.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
19.ランス・ストロール(アストンマーティン)
20.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
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