ピレリ
ピレリが、F1イギリスGPの予選を振り返った。

F1イギリスGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zero ホワイト・ミディアムタイヤを使用してポールポジションを獲得。シルバーストンで行われるイギリスGP用として、P Zero オレンジ・ハードとP Zero ホワイト・ミディアムタイヤが選択されている。

しかし、本日の主役は、ドライとウェットが混在するコンディションとなった予選で最も多用されたCinturato グリーン・インターミディエイトタイヤだった。天候状態によって、ハード、ミディアム、インターミディエイト、フルウェットの全種類のタイヤが予選中に使用された。

ニコ・ロズベルグは、絶えず変化するコンディションを完璧に判断し、セッション終盤に乾いていく路面のアドバンテージを生かし、レッドブルのセバスチャン・ベッテルに1.6秒の大差をつけるポールポジションを獲得した。

前夜から降り続いた雨のため、予選はウェットコンディションでスタートした。したがって、Q1では全てのマシンがインターミディエイトタイヤを装着し、コンディションの悪化に備えてバンカーラップの計測を行った。その後、ドライラインが形成されると、全ドライバーがミディアムタイヤへ交換した。さらにその後、再び雨が降り始めた。

後続のセッションっも同様の状況となった。Q2では全ドライバーがインターミディエイトでセッションを開始し、セッション終盤にミディアムタイヤへ交換した。劇的な展開が見られたQ3でも同じパターンが繰り返された。ドライバーがミディアムタイヤを使用した時点でも路面は完全なドライではなあkった。しかし、ミディアムコンパウンドによるニコ・ロズベルグのタイムは、金曜日に完全ドライバーで計測された自身のタイムより、わずか1秒遅いものだった。

午前中に行われた最終フリー走行も冷涼なウェットコンディションで行われ、1時間のセッション中も雨が降り続けた。セバスチャン・ベッテルがチームメイトのダニエル・リカルドを抑えてセッション最速タイムを記録。両者ともにインターミディエイトタイヤによるタイムだった。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「一日を通してドライとウェットが混在するコンディションの下で、非常に複雑な予選のセッションとなり、絶えず変化するクロスオーバーポイントやグリップレベルの判断が極めて重要になりましたこのため、予選での順位にも終始サプライズがありました。非常に興味深いスターティンググリッドの並びとなった決勝においても2ストップになると予想しています」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1イギリスGP