F1 ピエーエル・ガスリー トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリーは、トロロッソは今週末のF1アブダビGPに向けて“すべてを見直す”必要があると語る。

ピエール・ガスリーは前戦ブラジルGPで予選Q3進出を果たしたが、決勝ではトロロッソ・ホンダのどちらのドライバーもポイントを獲得することができなかった。

ピエール・ガスリーは、この段階ではトロロッソが苦戦した理由を突き止めることができていないと語る。

「ブラジルが本当にパワーセンシティブなトラックであることはわかっている。特に最終ストレートの上り坂のセクションはね。でも、僕たちは全体的なパフォーマンスにかなり失望していると言っていいだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

「予選は違った。Q3に進出できたのは素晴らしかったし、決して簡単なことではなかった。でも、レースでのパフォーマンスは本当に悪かったし、現時点であまりその答えは得られていない。僕たちは全てを見直す必要がある」

ピエール・ガスリーは、ホンダはルノーと同等だと考えており、パフォーマンス差がエンジンだけにあったとは考えていない。それでもメルセデスとフェラーリとの差を埋めるためにはやらなければならない作業が残っているとガスリーは考えている。

「僕たちはそれを補うためにダウンフォースを削ろうとしたけど、そうなるとコーナーで少し苦しむことになってしまったし、スライドして、デグラデーションが高くなってしまった」とピエール・ガスリーはコメント。

「エンジンにアドバンテージがあれば、ストレートでタイムを出すことができるし、そこで築いたギャップによってコーナーを少し遅くても最終的に良いラップを刻むことができる。タイヤへのエネルギーを抑えることができるし、タイヤの温度ははるかに下がる」

「現時点ではまだメルセデスとフェラーリのエンジンに差をつけられているし、それはルノーとホンダを少し難しい状況に置いていると思う」

「僕は現時点でホンダがキャッチアップするために何をしているかを知っているし、これ以上僕たちにできることはない」

「僕たちは現時点でパフォーマンスを不足している場所がどこかをわかっているし、彼らもそれをわかっている。彼らはそれを本当に客観的に把握しているし、僕は彼らが来年に向けてやれる限りのことをやっているのを知っている」

「アブダビでの最終戦ではないけど、来年に向けてアップデートが得られると思う。でも、彼らは本当に懸命にプッシュしているし、来年僕たちはさらなるステップを果たすと思う」

「数週間や数カ月でデルタを回復することはできない。彼らに時間を与える必要もあると思う」

019年にレッドブル・レーシングへの移籍が決まっているピエール・ガスリーにとって、F1アブダビGPはトロロッソ・ホンダと戦う最後のグランプリ週末となる。

ピエール・ガスリーは、チームとの最後のレースで良い結果を残してチームを去りたいと考えていると語る。

「特別な週末になるだろう。トロロッソとの最後のレースだし、一緒に最後のレースに挑む日曜日は感情的なものになるだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

「でも、一度このチームの一員になれば、ずっとトロロッソ・ファミリーの一員だと僕は思っている。僕たちが一緒に過ごした時間には本当に感謝しているし、アブダビで元気よく終えられることを願っている。精一杯努力するつもりだ。特にこのトラックは本当に好きなトラックだしね」

「ここではいつもうまくやってきた。GP2では2度のポールと1勝を挙げているし、GP2選手権のタイトルを獲得したのはこのトラックだった。だから、好きなトラックだし、暗闇のなかでレースをするのはいつも特別な感覚だ。それにシーズン最終戦ということでバドックのムードも素晴らしいし、全員がちょっと興奮して盛り上がっている。本当に素晴らしい雰囲気だし、レースが終われば、シーズンが終わったことを実感する」

「トラック自体に関しては、いくつか挑戦がある。特に最終セクターは多くの方向転換があって非常にテクニカルだし良いリズムで入っていく必要がある。サーキットには2つの異なる特性がある。最初の2つのセクターはロングストレートと高速のロングコーナーが特と湯的だ。でも、最後のテクニカルな部分が一番好きだし、ドライバーが差を生み出せる場所だ」

「僕たちにとって良い週末になって、素晴らしい結果でみんなにさよならを伝えられることを願っている」

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