セルジオ・ペレス 「レッドブルF1移籍で自分のレベルを上げる必要があった」 / F1オーストリアGP 記者会見
セルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダF1というトップチームに移籍し、F1史上最高のドライバーやチームと戦うなかで、自分を次のレベルに上げることを余儀なくされたと語る。

2021年以前は、セルジオ・ペレスはミッドフィールドのF1マシンで表彰台を獲得する能力で有名であり、レーシング・ポイントでの2020年F1サヒールGPでの衝撃的な勝利を含め、2012年から2020年の間に10回の表彰台を獲得した。

しかし、セルジオ・ペレスは、トップ3を一貫して戦っているチームへの移籍はモチベーションの“ブースト”でもあり、“追加のプレッシャー”でもあったと認める。

「もちろん、シーズンを通してレースに参加することはモチベーションの大きな後押しだし、最大限のパフォーマンスを届けられれば、最終的にレースに勝つことができることは分かっている」とセルジオ・ペレスはF1オーストリアGPに先立って語った。

「プレッシャーもかかっている。非常に高いレベルで結果を出す必要がある。ベリーベストなドライバーと競争してる。メルセデスのような非常にトップチームと戦っている」

「つまり、パフォーマンスを発揮するレベルは、新しいレベルになった。すべてのポイント、チームの働き方、すべてのパフォーマンスポイントを最大化しようとすることが非常に重要だ。次のレベルにいる」

セルジオ・ペレスは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのライバルであるルイス・ハミルトンを、特に現在の競争を楽しんでいるドライバーとして選び出した。そして、2021年にハミルトンに近い場所でレースをして特に感銘を受けたと語る。

「ハミルトンとのレースは、文字通り彼との対戦だった。幸運にも、彼の素晴らしさを知ることができた」とセルジオ・ペレスは語った。

「彼がプッシュするときの方法、彼のタイヤを労わるとき、彼は明らかに非常にインテリジェンスな男だ。それはマックスも同じだ。このレベルでそういったドライバーをレースすることは間違いなく自分を新しいレベルに導く」

「僕たち皆、このビジネスでマックスがどれほど優れているかを知っていると思う」とセルジオ・ペレスは付け加えた。

「彼はFP1から非常に高いレベルを提供している」

セルジオ・ペレスは、今年のレッドブル・ホンダF1への切り替えが「予想よりも難しい」ことだったし、シーズンのこの段階で1勝よりも「もっと多くを望んでいた」と述べた。だが、チームと表彰台に上がったことで、今後でRB16Bで次の一歩を踏み出すことができる予測する。

「チームの移籍は予想以上に難しいと感じた」とセルジオ・ペレスは語った。

「パワーユニットやクルマなど、違うチームに来たのは大きな変化だったし、新しい環境に慣れるのは予想以上時間がかかった。その点では向上している。これまでにもっと結果を出せることを期待していたけど、それでもシーズンはかなり長い」

「おそらくレーシング・ポイントと同じレベルのチームはあると思うけど、僕はかなり極端なチームに移籍したので、少し難しくなったと思う」

「でも、僕はそのレベルに到達している。毎週末、良い改善が見られていると思う。たとえば、次の5つのレースで改善できない理由はないし、また次のステップを進めると思う。これまでの進捗状況と、提供しているレベルに満足しているけど、もちろん、それだけでは不十分であり、それ以上のものが必要だ」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1オーストリアGP