メルセデスF1代表 圧縮比論争と燃料問題を一蹴「完全なでたらめ」
2026年F1プレシーズンを揺るがしているメルセデスのパワーユニット問題と燃料認証を巡る議論について、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフが強く反論した。

FIAは水曜日、メルセデスのエンジンの合法性を巡り、8月以降にレギュレーション変更を実施するかどうかを問う投票を行うと発表。メルセデスはエンジンが作動温度に達した際の圧縮比制限に関して抜け穴を見つけ、より高い上限を実現したと判断されたことが発端となっている。

この問題はプレシーズンの主要議題となっており、フェラーリ、レッドブル、ホンダ、アウディが不満を抱いていると報じられている。なお、メルセデスのパワーユニットはマクラーレンなど他チームにも供給されている。

さらに直近24時間では、2026年開幕戦メルボルンを前に、メルセデス陣営の燃料に関する新たな疑惑も浮上している。持続可能燃料メーカーのペトロナスが、メルセデス搭載チームが使用する燃料の認証およびホモロゲーションをまだ取得していないと広く報じられた。

こうした報道について、ヴォルフは記者会見で強く否定した。

「これはまた同じような話だ。圧縮比が違法だと言われたが、完全なでたらめだ。まったくのでたらめだ。そして今度は燃料が違法だという話が出てきたのか?」

「どこからそんな話が出てくるのか分からないし、また独り歩きしている。明日になればまた別の話をでっちあげるのかもしれないな」

燃料問題についても、ヴォルフは次のように述べた。

「またナンセンスだ。これは複雑なテーマでプロセスもあるが……コメントすることすらない」

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

一方で、金曜日に予定されている投票で自陣に不利な判断が下される可能性については、比較的冷静な姿勢を示した。

「私にとってはどちらでも構わない。現行レギュレーションのままでもいいし、FIAから提案された変更案に金曜日の投票で進んでもいい。どちらでも我々にとっては問題ない」

「最初から言っているが、これはコップの中の嵐のようなものだ」

「いくつかの数字が出てきたが、それが天井を突き抜けるようなものであれば、誰かが戦う理由も理解できる。しかし最終的には、戦うほどのことではない」

「このままでも、新しいレギュレーションに変更されても、我々にとって何も変わらない。それはプロセスの一部だ」

フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールも言及した。

「まず、現時点で明確な決定はない。2日後にはエンジンをメルボルンへ送らなければならない状況で、これは確かに難しい。しかし全体としてはシステムを信頼するしかない」

また、マクラーレンのザク・ブラウンは次のように語った。

「最終的に、スポーツのガバナンスは非常に強固だ。すべてのテストを通過しているので心配はしていない。メルセデスがどんな素晴らしいエンジンを作ろうとも、それを我々のマシンの後方に積み、レースをするだけだ」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1