メルセデス 「パスカル・ウェーレインはチームの一員として残る」
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長年のメルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインは、ザウバーのF1シートをフェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールに奪われた。
F1グリッドの空席はウィリアムズの1つのみとなっているが、パスカル・ウェーレインがそれを獲得できる可能性は限りなく低い。
同じメルセデスの育成ドライバーであるエステバン・オコンはフォース・インディアのレースドライバーを務め、ジョージ・ラッセルは金曜フリー走行で印象的な走りを見せており、パスカル・ウェーレインの将来は不確実なものになっている。
だが、トト・ヴォルフは、パスカル・ウェーレインの実力を支持し、彼のために役割を見つけていくと述べた。
「パスカルは間違いなくF1で居場所を得るに相応く、最速のドライバーのひとりであることは確かだ」とトト・ヴォルフは Autosport にコメント。
「現時点では、獲得できるレースシートに関してやや苦しい状況だ。だが、彼は間違いなく我々のチームにいることになる。F1以外のレースシリーズに積極的に参加するかどうかはまだ決まっていない」
「彼が我々のチームの一員として残るのは間違いない」
パスカル・ウェーレインは、2017年にスペインGPで8位、アゼルバイジャンGPで10位入賞を果たし、ザウバーの全ポイントとなる5ポイントを獲得した。
しかし、ザウバーはフェラーリとの関係を強化し、新たにアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたことで、パスカル・ウェーレインはチームの構想から外れることになった。
パスカル・ウェーレインは、2017年のザウバーの競争力のなさによって、自分の実力が覆い隠したと考えている。
「最終的に5ポイントを獲得できたことにはかなり満足している」とパスカル・ウェーレインはコメント。
「全てのレースが自分が望むほど良いわけではなかったけど、全体的に僕たちはやれることはやったと思っている」
パスカル・ウェーレインは、2018年にF1でレースをすることができなかったとしても、2019年は何名かのドライバーの契約が切れることになるため、再びF1のレースシートに戻ることを諦めていないとしている。
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