ブリヂストン F1
ブリヂストンは、F1 モナコGPを総括。レースでは、ウェット、エキストリームウェット、ソフト、スーパーソフトの全種類のタイヤが使われた。レースで新コンパウンドのスーパーソフトのドライタイヤが使われたのは今回が初めて。また、今シーズン初めてソフト寄りのウェットタイヤが使われた。

2008年F1モナコGPは、ルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が優勝した。ウェットタイヤを装着して3番手グリッドからスタートしたハミルトンは、序盤のバリヤ接触後の緊急ピットストップで同ウェットタイヤに交換しレースを続行、終盤に履き替えたブリヂストンのドライ用グルーブタイヤのソフト・コンパウンドでレースをフィニッシュした。

難しいコンディションだった今回のレースでは数々のアクシデントが発生したが、タイヤに関するトラブルの報告はない。最速ラップタイムキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)がスーパーソフトのドライタイヤで74周目に記録している。

次のF1グランプリは6月6日〜8日にモントリオールで開催されるグランプリ・デュ・カナダ。モナコ同様、ブリヂストンのソフト及びスーパーソフト・コンパウンドのポテンザタイヤが使われる予定。


浜島裕英 ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「難しいレースで優勝を果たしたルイス・ハミルトンにお祝いを申し上げます。ハミルトンは辛抱強くコンディションの変化に耐え、ウェットとドライの両方のコースで強力なペースを見せていました。今日は全てのタイヤのデータを得ることができましたが、正しいコンディションで使われている時にはそれぞれのタイヤが高い性能を発揮していました。タイヤのパフォーマンスにはとても満足しています。状況が常に変化するコンディションの中、確かに、ドライバーがコンディションに合った正しいタイヤを選択していないケースもありましたが、これがレースをエキサイティングにしていました。天候により、新しいスーパーソフト・コンパウンドの性能が十分発揮されるまでのラバーがコースには乗りませんでしたが、モントリオールでは本来の性能を発揮してくれるでしょう」

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カテゴリー: F1 / F1関連 / ブリヂストン