ブリヂストン
F1公式サプライヤーのブリヂストンは、2008年F1第3戦でのタイヤのパフォーマンスをレポートした。バーレーンGPではミディアムとソフトコンパウンドのポテンザタイヤを供給した。

F1第3戦バーレーンGPの優勝は、ソフト・ソフト・ミディアムのタイヤ戦略で戦ったフィリペ・マッサ(フェラーリ)。マッサと共に表彰台に並んだのは、3.3秒遅れて2位でフィニッシュしたチームメイトのキミ・ライコネン。ライコネンもマッサと同じタイヤ戦略で、前年度コンストラクターズ・チャンピオンのフェラーリがワン・ツー・フィニッシュを決めた。

最速ラップタイムは、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が、49周目にミディアム・コンパウンドで記録した1分33秒193。

バーレーンGPではバラエティーに富んだタイヤ戦略が使われた。レースを完走したほとんどのドライバーが燃料補給とタイヤ交換で2回のピットストップを行ったが、2種類のコンパウンドを使う順番は各選手のパフォーマンスや好みによって異なった。1ストップ戦略で戦った中嶋一貴(ウィリアムズ)は、チャレンジングで厳しいこのサーキットでも両方のタイヤが耐久性に優れているところを見せた。

次のF1グランプリは、4月25日〜27日にシルクィート・デ・カタルーニャで開催されるグラン・プレミオ・デ・エスパーニャ・テレフォニカ。ブリヂストンのハード及びミディアムのポテンザタイヤが使われる予定だ。

小林徹郎 ブリヂストン・モータースポーツ テクニカル・マネージャー
「ミディアムとソフトの両方のコンパウンドが非常に良いパフォーマンスを発揮し、ブリヂストンにとっては非常に満足のいくレースでした。これで、昨年のハードとミディアムから、コンパウンドの選択を変更したのが正解だったことが確認できました。今日はどちらのタイヤも耐熱性、摩耗耐久性、安定性に優れていましたので、戦略は選手の好み次第でした。今回のレースは数多くのアクシデントが発生し、コースの破片でタイヤにダメージを負ったケースもありましたが、パフォーマンスの面ではタイヤには何も心配すべき点はありませんでした。土曜日と同じく今日も風が強かったですが、クルマの安定性は高かったと思います。興味深かったのは、コースが一番きれいで一番ゴムが乗っているレース後半に、ミディアム・コンパウンドで最速ラップタイムが記録された点です。今回のレースでは力強い戦いができたと思っています。3週間後のスペインGPの挑戦が楽しみです」


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カテゴリー: F1 / F1関連