バルテリ・ボッタス アルピーヌF1デビューの準備? 旧型車でヘレスを走行

昨シーズン限りでザウバーのレースシートを失ったボッタスは、2025年のF1シーズンにメルセデスのリザーブドライバーとして復帰している。
来月36歳を迎える彼は、2025年内あるいは2026年の新レギュレーション導入時に向けて、レースシート復帰を望んでいることを公言してきた。
ボッタスは、2026年にF1参戦を予定している新チーム「キャデラックF1」の有力なターゲットの1人として浮上している。
ボッタスのF1復帰はあるのか?
彼はまた、今年5月にジャック・ドゥーハンの後任として起用されたものの苦戦が続くフランコ・コラピントの代役として、アルピーヌ加入の噂も出ている。
PlanetF1.comが得た情報によれば、ボッタスは両チームと前向きな話し合いを持っているという。
先週末のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでメルセデスと共に登場したボッタスは、現在スペインのヘレス・サーキットでメルセデスのTPC(旧型車によるテスト)を2日間実施していることが判明した。
ボッタスは月曜夜、自身のSNSで「今日は113周走った。明日も走るよ」と投稿し、テスト初日の成果を報告した。
今回のテストは、ボッタスが今年3月にメルセデスのエンジンカスタマーであり現コンストラクターズ王者のマクラーレンとTPCテストを行ったのに続くものである。

トト・ヴォルフが語る「アルピーヌ移籍の可能性」
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは最近、アルピーヌのアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレとボッタスの途中加入に関する話し合いを行ったことを認めている。
そして、もしアルピーヌからのオファーが届いた場合はボッタスを送り出す意向を明言した。
「ブリアトーレとは何度か話をしたよ」とヴォルフはイギリスGPの際に語った。
「今日も彼と会ってボッタスの話をした。どうやらボッタスへの関心はますます高まっているようだ」
「彼はシートを手にするにふさわしい。もし誰かが彼をレースドライバーとして獲得するなら、私たちは送り出すつもりだ──もちろん、目尻に涙を浮かべながらね」
「最終的には、私は友人として彼に助言する立場。決断は彼とマネジメントチームが下す」
「私は裏方に徹したいと思っているよ」
キャデラックF1、ペレス獲得へ前進──ボッタスとの共演も?
PlanetF1.comが火曜日に報じたところによれば、キャデラックは元レッドブルドライバーのセルジオ・ペレスと2026年の契約に向けて交渉を進めているが、正式発表には至っていない。
今年4月にPlanetF1.comは、F1で6勝を挙げたメキシコ人ドライバーのペレスが、アメリカの新チームと交渉を進めていると報じていた。
さらに先月、ボッタスはキャデラックの市販車を眺める動画を投稿してファンの間で憶測を呼んだ。
その動画では、「おぉ、これはいいシートだな。悪くないかも…」とボッタスが語る様子が映されていた。
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