マルチディフューザー論争が再燃?
2010年、F1で再びマルチディフューザー論争が勃発する気配をみせている。

2009年シーズン序盤、ブラウンGP、トヨタ、ウィリアムズが採用したダブルディフューザーのコンセンプトに対して、ライバルチームが抗議したが、最終的にFIA控訴裁判は合法と判断。

各チームはこぞってダブルディフューザーをマシンに適用した。

しかし2010年、主要チームはマシン設計において過激なソリューションを追求し、さらなるレギュレーションの抜け穴を突いてくることが懸念されている。

これまで発表されたフェラーリ F10、マクラーレン MP4-25は、ダブルディフューザーの効果を最大限に高めることを狙ったハイノーズが採用されている。

マクラーレンのエンジニアリングディレクターであるパディ・ロウは、2010年マシン「MP4-25」の設計においてディフューザー規約をさらに追及したと語った。

「このマシン(MP4-25)は、フロアの設計に昨年展開したディフューザーの解釈を利用するために白紙から設計した初めてのマシンだ」とパディ・ロウは語る。

「我々はそれをかなり極端に変身させたが、我々だけではないだろう。ライバルのマシンにもかなり極端なソリューションを見つことになるだろう」

フェラーリは、全てのチームがレギュレーションの範囲内で正しい開発をしないとの懸念を示している。

「昨年、我々は非常に不愉快な立場にあった。我々はまだダブルディフューザは違法だと考えている」とフェラーリのテクニカルディレクターであるアルド・コスタは語る。

「解釈は非常に明白だと思う。特定の面についてFIAにガイダンスを求めた。彼らは非常に明確な解釈、理解、ガイダンスを与えてくれた。それは全チームが利用できるようになっていると思う」

「レーシングの基礎に関する全体的理解については、1年前よりもかなり明確にシーズンをスタートしたいと願っている」

フェラーリ副社長のピエロ・フェラーリは「誰かが規約と違った解釈をしない限り、フェラーリはタイトルに値すると思っている」と述べた。

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カテゴリー: F1 / F1関連