アルピーヌF1 ザントフォールトで“対アストンマーティン”アップデート投入へ
2026年シーズン序盤にコンストラクターズ選手権5位争いの本命とみられていたアルピーヌF1だが、ここ数戦で勢いを失い、レーシングブルズやアウディに後れを取っている。

さらにハンガリーGPでは、大規模アップグレードを投入したアストンマーティンF1が急速に競争力を高めたことで、新たな脅威が浮上した。アルピーヌは夏休み明け最初のオランダGP(ザントフォールト)で空力アップデートを投入し、巻き返しを狙う。

シーズン序盤の勢いは失速
アルピーヌは開幕から7戦で57ポイントを獲得し、2025年にコンストラクターズ最下位に終わった前年から大きく巻き返した。当時はシーズン終了時点でも5位争いの最有力候補と評価されていた。

しかし、その後はレーシングブルズやアウディが積極的にアップグレードを投入した一方で、アルピーヌはマイアミGP以降に大きな進化を加えられず、相対的に競争力を失っていった。

現在、コンストラクターズ選手権5位はレーシングブルズが保持しており、アルピーヌは5ポイント差で追う立場となっている。

その状況を打開するため、アルピーヌはザントフォールトで新たな空力パッケージを投入する予定だ。

コラピント「マシンが思うように反応しない」
フランコ・コラピントは、ハンガリーGP後に現在のマシンの課題を率直に認めた。

「見たくない現実だけど、隠すことはできない」

「ここ数戦は毎回ほぼ同じだ。予選ではレーシングブルズやアウディの後ろの12番手か13番手あたりになってしまう」

決勝でも改善は見られないという。

「レースでは戦えると思うこともあるし、前方に彼らの姿も見える。でも結局は純粋なレースペースの問題で、僕たちはそのレベルには達していない」

さらにコラピントは、単純な速さだけでなくマシンのフィーリングにも不満を抱えていると明かした。

「マシンのフィーリングも良くない。思ったように反応してくれないし、自分が必要としている走らせ方ができない」

「まだ修正しなければならない点がかなりある。空力特性も非常に不安定だ。その問題はチームも把握しているし、ザントフォールトでは改善されることを期待している」

アルピーヌF1チーム

アストンマーティンの進化を警戒
ハンガリーGPでは、80%近く刷新されたBスペック仕様のAMR26を投入したアストンマーティンが大きくパフォーマンスを向上させた。

エンジン性能への依存度が低く、空力性能やメカニカルグリップが重視されるハンガロリンクでは、その進化が特に際立ち、アルピーヌにとって新たなライバルとなった。

コラピントは、アストンマーティンの最大の強みはコーナリング性能にあると分析する。

「彼らはコーナーでは本当に強い。一方でストレートではかなり遅く、1周あたり多くのタイムを失っている」

「でもコーナーでは、僕たちより明らかにずっと速い」

そのうえで、アストンマーティンの進歩を自チームの目標として挙げた。

「彼らは大きく前進できることを証明した。僕たちもザントフォールトで投入するアップデートによって、大きな一歩を踏み出せることを期待している」

ガスリーもアップデートに期待
ピエール・ガスリーも現在の競争力不足を認めつつ、ザントフォールトで投入される新パッケージに期待を寄せている。

「F1ではアップグレードを投入すれば、マシンがより競争力を持つことを期待するものだ。僕はチームが狙っている効果が得られると信じている」

さらにライバル勢の成長にも危機感を示した。

「アストンマーティンは今週末に大きく前進したし、さらに追加のアップデートも予定している。レーシングブルズはシーズン序盤から大きく飛躍し、アウディも同様だ。一方で僕たちはほとんど進歩できていない」

「コンストラクターズ選手権5位を争い続けるためには、このアップデートが極めて重要になる」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム